スポーツ

WBC当初構想 大谷翔平をキューバ戦先発、豪・中戦では打者

世界への二刀流披露はお預けに

 まさかの大谷翔平(22)・WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)欠場の舞台裏が明らかになるにつれ、小久保ジャパンが大混乱に陥っている様子が伝わってくる。

「大谷本人が直前までやる気満々の様子だっただけに、小久保裕紀監督(45)のショックは大きかった。実際、大谷は年明けの自主トレでもWBCの公式球を使って練習していたし、不出場を発表してからも『個人的には出たい』と発言するほどやる気でした。

 WBCは今回を最後に大会が消滅するともいわれており、大谷本人は強行出場も辞さない意向だった。結果として、そのやる気が欠場の判断を遅らせ、チームに与える動揺がより大きくなってしまった」(NPB担当記者)

 一昨年の国際大会「プレミア12」に大谷は投手として出場。2試合に先発し、13イニングを投げて3安打無失点、21奪三振を奪う活躍を見せた。小久保ジャパンが3位に終わるなかで一人気を吐いていただけに、今回も大車輪の活躍を期待されていた。

 小久保監督の当初の構想では、大谷を初戦となる1次ラウンドのキューバ戦(3月7日)に先発登板させ、オーストラリア戦(8日)と中国戦(10日)には打者としてスタメンに据える予定だったといわれる。

「1次ラウンドの戦いぶりによっては、先発だけでなく中継ぎ、抑えに起用される可能性もあった。ケガを抱えるなかで、日本ハムが球団としてストップの判断をした格好です」(スポーツ紙デスク)

 欠場による大混乱は、小久保ジャパンがそれだけ大谷頼りだったことを示しているのだ。

※週刊ポスト2017年2月24日号

関連記事

トピックス

歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
胴回りにコルセットを巻いて病院に到着した豊川悦司(2024年11月中旬)
《鎮痛剤も効かないほど…》豊川悦司、腰痛悪化で極秘手術 現在は家族のもとでリハビリ生活「愛娘との時間を充実させたい」父親としての思いも
女性セブン
ストリップ界において老舗
【天満ストリップ摘発】「踊り子のことを大事にしてくれた」劇場で踊っていたストリッパーが語る評判 常連客は「大阪万博前のイジメじゃないか」
NEWSポストセブン
紅白初出場のNumber_i
Number_iが紅白出場「去年は見る側だったので」記者会見で見せた笑顔 “経験者”として現場を盛り上げる
女性セブン
弔問を終え、三笠宮邸をあとにされる美智子さま(2024年11月)
《上皇さまと約束の地へ》美智子さま、寝たきり危機から奇跡の再起 胸中にあるのは38年前に成し遂げられなかった「韓国訪問」へのお気持ちか
女性セブン
野外で下着や胸を露出させる動画を投稿している女性(Xより)
《おっpいを出しちゃう女子大生現る》女性インフルエンサーの相次ぐ下着などの露出投稿、意外と難しい“公然わいせつ”の落とし穴
NEWSポストセブン
田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは
《東リベを何度も見て大泣き》田村瑠奈被告が「一番好きだったアニメキャラ」を父・田村修被告がいきなり説明、その意図は【ススキノ事件公判】
NEWSポストセブン
結婚を発表した高畑充希 と岡田将生
岡田将生&高畑充希の“猛烈スピード婚”の裏側 松坂桃李&戸田恵梨香を見て結婚願望が強くなった岡田「相手は仕事を理解してくれる同業者がいい」
女性セブン
電撃退団が大きな話題を呼んだ畠山氏。再びSNSで大きな話題に(時事通信社)
《大量の本人グッズをメルカリ出品疑惑》ヤクルト電撃退団の畠山和洋氏に「真相」を直撃「出てますよね、僕じゃないです」なかには中村悠平や内川聖一のサイン入りバットも…
NEWSポストセブン
注目集まる愛子さま着用のブローチ(時事通信フォト)
《愛子さま着用のブローチが完売》ミキモトのジュエリーに宿る「上皇后さまから受け継いだ伝統」
週刊ポスト
イギリス人女性はめげずにキャンペーンを続けている(SNSより)
《100人以上の大学生と寝た》「タダで行為できます」過激投稿のイギリス人女性(25)、今度はフィジーに入国するも強制送還へ 同国・副首相が声明を出す事態に発展
NEWSポストセブン
連日大盛況の九州場所。土俵周りで花を添える観客にも注目が(写真・JMPA)
九州場所「溜席の着物美人」とともに15日間皆勤の「ワンピース女性」 本人が明かす力士の浴衣地で洋服をつくる理由「同じものは一場所で二度着ることはない」
NEWSポストセブン