2月6日に明治安田生命が発表した「理想の上司」ランキングで、意外な結果が出た。
首位の座に輝いたのは、日本テレビの水卜麻美アナ(29)。レギュラーの情報番組で大食いキャラを常にイジられるなど“親しみやすさ”は伝わってくるが、正直、「上司」のイメージはない気が……。芸能評論家の三杉武氏はこう語る。
「このランキングは、今春に新社会人になる学生を対象にアンケートをしており、昨年まで7連覇を続けていたのは女優の天海祐希さん(49)。強く、厳しいリーダーというイメージを持つ天海さんから、前年トップ20圏外だった水卜アナへトップが入れ替わった結果には驚かされました」
ただ、当の水卜アナの評価が社内でうなぎのぼりなのは間違いない。日テレ関係者の説明。
「本人が仕事好きを公言しており、最近は上層部が仕事をセーブさせるように調整しなければいけないほど局内の出演のオファーはひっきりなしの状態です。
しかも、忙しさに拍車がかかっているのに相変わらず後輩の面倒見はよく、定期的に『水卜会』を開いているようです。1年後輩の徳島えりか(28)はじめ、皆懐いている。いちばん先輩なのに番組のようにイジられている感じで、突っ込まれても嬉しそうだから、常に人が集まってくるのでしょう」
実は、こうしたキャラクターこそ「友達感覚で付き合える上司が欲しい、と考える若い世代の“理想”にマッチしたのでは」(前出・三杉氏)とみられているのである。
となると、ミトちゃんが日テレで出世街道を歩む可能性もあるのか。
「3年連続で視聴率三冠を達成するなど、好調の続く日テレですが、死角はフリー転身が相次いだ中堅世代の人材不足。水卜の上の世代で目立つ存在は36歳の鈴江奈々くらい。30代前半の女子アナが極端に少なく、“水卜頼み”の状況です。
日テレは過去にも木村優子など女性アナウンス部長の時代もありましたから、後輩から人望の厚い水卜が重要なポストを担うのは自然な流れでしょう」(同前)
“理想”が現実になるかもしれない!?
※週刊ポスト2017年2月27日号