自宅から出てきた石田純一(63才)は、本誌記者の問いかけに表情を曇らせた。「どこでそんな話を?」──。尋ねたのは、前妻・松原千明(58才)を巡る“ある騒動”について。「…わかりました。1つだけお話しいたします。確かに、彼女には不安定な部分はありました」。神妙な顔つきで石田が明かしたのは、松原の抱える深い闇だった。
2月上旬の羽田空港。ハワイからの到着便に、ストレートヘアをなびかせて颯爽と歩く長身美女の姿があった。石田の長女、すみれ(26才)である。
彼女は昨年10月以来、事実上の休業状態に陥っていた。さまざまな憶測が飛んだが、原因の1つは、同8月、すみれがSNSにアップしたひと言にあったという。
「ジャスティン・ビーバー(22才)の来日コンサートに行った際、『やる気のなさ』『口パク』といった言葉をインスタグラムに書き込んだんです。これを見たファンが怒り、すみれさんを非難するコメントが殺到しました。当時、多忙な日常に心身が疲弊していたこともあり、追い打ちをかけるような過激な言葉は精神的に耐えられなかった。彼女はもともと感受性が豊かで、人にどう見られているかをすごく気にする性格なんです」(芸能関係者)
石田も『週刊新潮』で、この炎上事件が休業の一端だったことを認めており、《しばらくネットの見られる環境から離れて、のんびりするように勧めた》と話している。石田の助言通り、すみれは松原の住むハワイに帰り、4か月の休養生活を送っていた。今回のすみれの日本帰国について、別の芸能関係者が説明する。
「CMの撮影があったそうです。やっと仕事ができるほど精神的に落ち着いたみたいですね。むしろ問題は、お母さんの方ですよ。すみれさんの本格復帰の鍵は、松原さんにあるんです」
すみれの傷心と再生の裏で、松原もまた闘っていたことを知る人間は少ない。
◆おかしくなっていたのは事実です
1999年に石田と離婚し、ハワイに移住した松原とすみれ。松原は直後に現地の語学学校教師だった男性と恋に落ち、入籍せぬまま妊娠。ワイドショーを沸かせた。
長男(16才)を出産後、2001年にふたりは正式に結婚。家族4人の生活をスタートさせた。しかし、「今度こそ幸せな家庭を築きたい」という松原の願いとは裏腹に、夫婦間には溝が生まれていった。
「彼はいつの間にか仕事を辞め、石田さんからすみれさんに支払われていた月額100万円を超える養育費を無心するようになったそうです。加えて、女癖の悪さも見えてきたといいます」(松原の知人)