人間生きていくには、コミュニケーションが必要。ちょっとした工夫で人に好かれるのであれば、実践するに越したことはない。ということで、人に好かれる「心理学テクニック」を紹介する。
《監修:庭野真実。G.B.ココロの研究会の元会員。『本当は怖い心理学』『本当は怖い心理テスト』(ともに齊藤勇監修、イースト・プレス発行)ほか、数々の心理学・心理テスト本の編集を担当》
◆社交辞令感を払拭する倒置法マジック
会話、あるいはメールやLINEでのやりとりなどで、ここぞという時には倒置法を使うのがおすすめ。「あなたと話すと本当に楽しいです」とストレートな文法で伝えるよりも、あえての倒置法で「あなたと話すと楽しいです、本当に」と伝えるほうが思いのこもった雰囲気に。
◆「あなたはどう思う?」は好感度アップレース
人は誰しも周囲に認められたいもの。何か話をする時は、一方的にまくし立てるのではなく、合間に「あなたはどう思う?」と意見を聞いて、相手の存在をしっかり認めましょう。このひと言で、発言の機会を与えられた相手はあなたに好意を抱き、それまで以上にあなたの話に耳を傾けてくれるようになります。
心理学テクニックが役立つのは、コミュニケーションだけではない。ストレス発散にも活用できるというのだ。
◆ストレスがたまりそうな行動には赤い色の服!
敵を目の前にした動物が倒されないよう最大限の力を発揮する時に、アドレナリンというホルモンが分泌されます。赤い色を見るとアドレナリンの分泌が促されるので、ストレスがたまりそうな行事には、赤の服や赤いパンツ、靴下で出陣を。
◆負け惜しみをがまんせずたっぷり言えばラクになる
「どうせこんなブドウは、すっぱくてマズいだろう」と手に入らないものを自分に都合のいいように解釈することで、欲求を抑えてラクになる。このことを、心理学者のフロイトは「すっぱいブドウの理論」と名づけました。負け惜しみが気分転換に有効だというのは、フロイトのお墨付き。がまんせず、時には好きなだけ言いましょう。
※女性セブン2017年3月2日号