都内にある最難関の名門女子中学校に合格した芦田愛菜(12才)。「三当四落」とは中学受験界の金言。意味するところは、「受験勉強を小学3年生から始めた子は合格し、4年生からの子は落ちる」。芸能界が誇る天才児はというと、6年生の夏休みから本格的に始めて日本最高峰の名門女子中に合格。脱帽である。
愛菜ちゃんは、小学生になった頃にはすでに天才少女と評され、仕事のオファーが殺到する一方で、学校で学べる時間はどんどん減っていく。
「愛菜ちゃんは都内の地元の公立小学校に通っていました。3、4年生ぐらいが多忙のピークで、登校できるのは日に1、2時間ぐらいという日が続いたそうです」(芸能記者)
愛菜ちゃんは収録現場に本だけではなく、ドリルや勉強用具を持ち込むようになった。一時期、愛菜ちゃんは「撮影の間に声をかけにくい“難しい子”」と報じられたこともあったが、そこには彼女なりの事情がある。
「愛菜ちゃんとお母さんの楽屋は子供がいる部屋とは思えないほど静かです。それは、いつも彼女が本を読んでいるか、ドリルやプリントをやっているから。彼女が何かに没頭しているときの集中力には鬼気迫るものがあって、声をかけられないほどなんです。実際に学校に行く時間が限られているハードスケジュールの中では、読書で培った集中力を発揮して、短い時間の中で勉強をこなしていたんでしょうね」(芸能関係者)
小学6年生になると、多忙だった女優業をセーブして猛勉強を始めた。
「大手の中学受験予備校に通い始めました。本格的なスタートは小6の夏という、遅れて受験対策を始めた愛菜ちゃんでしたが、その時点でも成績は優秀。試験を受けて合格した子しか入れない週に1回の志望校別の特別クラスの中でも、特に成績上位者しか入れないトップクラスに合格、授業を受けていました。夏期講習、夏期合宿、冬期講習を受け、彼女の志望校の受験対策のプロといわれるカリスマ講師につき、1日12時間もの勉強をこなしました」(受験関係者)
愛菜ちゃんは成績優秀者が集まる最難関女子校のためのコースの中でトップのクラスの座を守り続けたという。
「愛菜ちゃんは白衣を着る職業に憧れがあり、“女優じゃなければ医者や科学者、研究者になりたい”という夢があるようです」(前出・芸能関係者)
彼女の受験突破に向かった強いモチベーションはそれだけではないようだ。約7年前の愛菜ちゃんのセンセーショナルな登場以降、子役の世界も百花繚乱で、才能のある多くの子供が芸能の道を志すようになった。