昨今、若者の酒離れが話題になることが多いが、楽しくワイワイと飲みたい学生はまだまだ存在する。大学生の合コンにつきものの“ゲーム”は、最近過激化しているようだ。
定番の「王様ゲーム」はいまだ健在。割り箸などの先に印をつけ、それを引いた人が王様になって命令するのだが、酔いが回るにつれて命令がエスカレートしていく。大学3年のえりさん(21)曰く、
「“後ろからハグ”とか“ほっぺにキス”くらいは、マジメな子でもノリでやります。ディープキスとか、下着を外すとかになると、“アリ”な子が代わってあげて盛り上がる。女子の命令のほうが過激で、“○君、パンツ脱いで”なんて言う子もいますね」
最近、新たに流行っているというのは「おちんちん侍ゲーム」。スタートの人が「ちんちん」「侍」「ちんちん侍」のなかから1つを選んで誰かを指名。もし「ちんちん」といって指名されたら、女子であっても大声で「ちんちん!」と叫ばなければならない。
「恥ずかしいけど、男の人が喜ぶし、だんだん大声で言えるようになってくるんです。言えなかったり、リズムに遅れたりすると罰ゲームになるのですが、すでに下ネタを言っているからエッチ系が多い」(同前)
一般社団法人・日本合コン協会会長の絵音氏が、「最近、パリピ(パーティー・ピープル)系の合コンで見て驚いた」と言うのが、“接触系”の「ティッシュゲーム」や「つまようじゲーム」だ。
「ティッシュやつまようじをくわえて、男女交互に口から口へとリレーしていくんです。鼻息が感じられるくらい顔と顔が近づくのでドキドキします。同じ要領で『輪ゴムゲーム』になると、ちょっとした拍子ですぐに唇と唇が触れ合っちゃいます」(絵音氏)
※週刊ポスト2017年3月3日号