いくつになっても助平心を忘れないのが人間という生き物。栃木県に住む生花店パートの女性Yさん(67才)は夫のこんなエピソードを明かす。
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夫(71才)が布団を入れている押し入れを久しぶりにのぞいたら、なんとまあ。奥の段ボール箱に、昔のエロビデオテープがびっしり入っているじゃないの!
「これは?」と聞くと、「おれのじゃない」「じゃ、誰のよ」。
そしたら言いも言ったり。娘婿から「預かった」ってこうよ。
「じゃあ、呼び出して白黒つける?」と詰め寄ったら、「おれをそこまで信用できないのか。ならもういい。好きにしやがれ」とぶち切れ。
いい年して、どんどん傷を深くしてどうするのよ。しかも娘婿に“罪”をなすりつけたりして、最低! 元、中学校の校長が聞いて呆れるわ。
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一方、埼玉県に住む主婦のTさん(68才)は、夫の英語に関するこだわりにものを申す。
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夫(72才)にとって、人の頭のいい・悪いの基準は英語。テレビを見て、「相武紗季って英語、ペラペラなんだぞ」だの、「知ってるか? 北川景子は英語得意なんだぞ」「壇蜜、頭いいんだよな。英語、話せるんだから」って、話の半分以上が英語のことなの。
「だから何?」なんて言おうものなら大変よ。「じゃあ、お前は英語、話せるのかよ。悔しかったら話してみろよ」って、口をとがらせてムキになる。
なんで英語にこだわるのか、この間、ヒマだから聞いたのよ。そしたら「初恋の人が英語が得意で…」とモジョモジョ。
夫の初恋は13才、てことは60年、ずーっと? あほくさくて怒る気もしないわ。
※女性セブン2017年3月2日号