スポーツ

女子プログラビアの歴史 ミミ萩原からジャガー横田まで

かつてはジャガー横田もグラビアに(公式ブログより)

 バストトップを露出したヌードグラビアを最初に披露した女子プロレスラーは1982年、ミミ萩原だといわれている。

 若い女性がプロレス会場を埋め尽くすほど大人気だったジャッキー佐藤とマキ上田のタッグチーム「ビューティ・ペア」のブームが去り、女子プロレスのファン層が再び男性中心に戻っていった時期である。

 男性にも女子プロブームを巻き起こそうと、セクシー路線に活路を見出し、あの悪役レスラー・デビル雅美も雑誌のグラビアでド迫力のヌードを披露している。

 1983年に長与千種とライオネス飛鳥が結成した「クラッシュ・ギャルズ」の登場で再び女性ファンが急増。歴史は繰り返すとばかりに、このブームが去り、ファン層が男性中心になった1990年代初頭から、またもやセクシー路線に舵を切ることとなる。

 当時は写真集ブームであり、女子プロレス界は貴重な人材供給源になっていた。この時代に一気に人気が爆発したのがキューティー鈴木だ。彼女に続けとばかりに様々な選手が写真集を出版するようになるが、キューティーをはじめ多くの選手は頑張ってセミヌードまでだった。

 バストトップやヘアまで披露する選手が珍しくなくなるのは、1990年代も後半に入ってから。ジャガー横田も1998年にヘアヌード写真集を出版しているが、この頃は女子プロレスラーだけでなく、アイドルや女優もヘアの露出は当たり前で、中途半端な脱ぎっぷりでは売れない時代であった。

 21世紀に入り写真集ブームが落ち着くのと同時に、女子プロレスラーがグラビア写真でヌードを披露することも少なくなっていった。現在のセクシー路線の主戦場は映像(DVD)になっているが、再び写真集ブームを巻き起こすほどの人気女子プロレスラーの登場を期待したい。

文■須山浩継(フリーライター)

※週刊ポスト2017年3月3日号

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