子育てをしているといつかは「子離れ」をしなくてはいけないが、子どもたちとどのように向き合っているのだろうか。本誌は20代~80代の男女330人を対象に調査を行った。その中で、「いくつまで一緒に寝ている?」という質問への答えだ。
1位:小6まで(20%)
2位:幼稚園・保育園卒園まで(18.2%)
3位:小3まで(14.2%)
父親、母親ともに小学校卒業時が区切りに。部屋数が足りず、同じ部屋で布団を並べて寝るのは仕方ないにせよ、いつまでも同じベッドや布団で寝たいという親の内訳では、女の子の母親に比較的多く、1割近くいた。
子離れと自立はいつ、どのようにしていくのがいいのだろうか。中学1年生の息子を持つシングルファーザー・俳優の大浦龍宇一さんに話を聞いた。大浦さんは、息子と一緒に寝ているという。
* * *
今住んでいるマンションが1LDKなので、ワンルームに勉強机を置いて子供部屋とし、その近くにベッドを2つ並べて寝ています。部屋の都合上、一緒に寝ていますね。
お風呂も、まだ一緒に入ることはあります。息子は中学1年生で、体に変化が訪れる微妙な時期。そのせいか、甘えてきたり離れてみたり、揺れ動いているのがわかります。
だからというわけではないですが、その時その時の息子の気分をくみ取って、ハグしたり手をつないだりすることはあります。ぼくはスキンシップは大事なことだと思っていて、いくつになったら卒業するという話でもないと思っています。
申し訳ないと思う点は、子供部屋の奥にウォークインクローゼットがあるので、ぼくが子供部屋に立ち入らないわけにはいかない。ですから、息子には、プライベート空間があまりありません。だからこそ、絶対に守っているのが、息子の“秘密”。
同性といえど、思春期の男ですからね。スマホやメールなどの中身を見ることはありませんね。そこは息子も同じ。ぼくのスマホを見ませんし、お互いを尊重し合っています。
※女性セブン2017年3月9日号