昨今のドラマでは「飯テロ」とも呼ばれるほどおいしそうな食事が出ることが多い。ドラマ内では、「料理監修」とよばれる料理のプロがいかにおいしく見えるかを考慮して料理を演出しているのだ。そんな「ドラマ飯」を家庭で再現するコツを聞いた。
『突然ですが、明日結婚します』(毎週月曜21時~・フジテレビ系)は、結婚願望の強いキャリア女性・あすか(西内まりや、23才)と嫌婚男子のアナウンサー名波(flumpool・山村隆太、32才)がお互い惹かれあいながらも、結婚観の違いからバトルを繰り広げていく物語。そんな同作は、大人数で食べても楽しいホットプレート料理に注目。
ヒロイン・あすかの先輩で、名波の同居人・小野(森田甘路・30才)は、かなりの腕前の料理男子。あすかたちは何かと部屋に集まり、彼が作る豪華な料理に舌鼓を打つ。そんな小野の料理を担当しているのは、フードコーディネーターの、はらゆうこさんと山崎千裕さん。
「収録前の打ち合わせで、小野のカラーを“ホットプレート男子”として打ち出すことに。ドラマで使用している小型プレートは、最新トレンドの品。流行に敏感な小野らしいセレクトということで選びました」(はらさん)
1話の高級焼肉、2話のパエリアなど、ホットプレートを使えば、みんなでワイワイ食べることができ、しかも、洗い物も少なくて済む。
「撮影現場で出演者が盛り上がっていたのがアヒージョです。ホットプレートタイプのたこ焼き器で作れば、いろんな種類の具材で楽しめて、やけどする心配もありません」(山崎さん)
あすかの行きつけのバー『Luz』の店主・カナママ(椿鬼奴・44才)は、各国の男性とつきあってきた豪快なキャラクターで、出される料理もエチオピア、ブラジル、タイなど多国籍。カナママの料理も必見だ。
◆「たこ焼き器のアヒージョ」
〈作り方〉
【1】オリーブ油適量とみじん切りにしたにんにく1片分、刻んだ赤唐辛子1本分、塩少量をたこ焼き器に適量に分けて入れ、加熱する。
【2】ゆでたこ、砂肝、帆立貝など、好みの具各適量をひと口大に切り、【1】がぐつぐつ煮立ってきたら加えて、さらに加熱する。
※女性セブン2017年3月9日号