大年増の厚化粧――石原慎太郎氏(84才)の大放言に、小池百合子都知事(64才)と同世代の女性たちはいまだ怒り心頭だ。というのも、この世代の女性たちは、「毎日きちんとお化粧するのが当然」という価値観の人が多いからだ。それに加えて…68才の主婦(神奈川)が言う。
「年をとるほど男か女かの見分けがつかなくなるんですよ。だからきちんとメイクしないのはマナー違反。周りのかたに失礼じゃありませんか。まして小池さんは、東京都や日本を代表されて前に出られる立場のかたなんですから」
58才の会社員女性(東京)も語気を強めて言う。
「石原さんの世代の男性って、基本的に女の人を下に見てますでしょ? だから仕事もできて、頭の回転も速くて、自分にかみつく小池さんのような女性はかわいげがないわけで、そういう女性に悪態をつきたくて“年増”とか“厚化粧”って言うんですよね。ただの悪口じゃないですか? 太っている人にデブと言うのと同じで、ほんと、子供みたい!」
話を聞けば聞くほど、出るわ、出るわ、小池さんへの“同情票”――。しかし、おぐねぇーこと、ヘアメイクアーティストの小椋ケンイチ(48才)は百合子メイクをバッサリ。
「ベースがダメ! チークも0点! マスカラも昔のギャル以上にダマダマ。あざを隠したいという気持ちもわかるけど、あざ以外のところもカバーしすぎちゃってて、分厚すぎ。今のつや肌ブームの流れとまったく逆流しているんです。
コンプレックスもあるんでしょうけど、彼女はそれを完璧に隠すのが礼儀という時代の女性です。そしてコンプレックスを全部完璧に隠すから、あれだけ強気になれるのかもしれない。戦闘モードの特攻服。彼女のメイクは、彼女にとって“鎧”なんでしょう」
※女性セブン2017年3月9日号