外食はおいしくて、コスパのよいお店を選びたいもの。ここでは、コスパのいい焼き鳥について専門家の意見を聞いた。
「やきとりに使われている鶏肉は、主にブロイラーです。ブロイラーとは45~50日で出荷される鶏肉で、最も安価。飼育期間が長いほど、飼料代などがかかるため、鶏の値段も上がる。一方、飼育期間が約80日を超えると地鶏に区分けされる。地鶏になると味がグッとよくなります」(フードジャーナリストはんつ遠藤さん、以下「」内同)
つまり、鶏の種類を見極められれば、コスパの良し悪しがわかる。とはいえ、そこまで明記している店は少ないため、“部位”で判断するのがポイントになることが多い。
「一串が同じ値段なら、原材料費が高くコスパがいいのはもも肉、胸肉、ささみ。ねぎまは、ねぎが挟まっている分、原材料費が安くなる。皮や内臓も原材料費が安いのでコスパはよくないですね」
はんつ遠藤さんのオススメのお店はこちら。
【店舗情報】
『本家あべや北町ダイニング店』/秋田の比内地鶏は、約180日かけて1羽を育てる高級鶏肉。生産者直営を生かしたこの店では、その肉が1串378円~味わえる。一般的な1串100円に比べ、高いかもしれないが、味と品質を考えたらこれ以上コスパのいいやきとりはない。
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅八重洲北口2F北町ダイニング
※女性セブン2017年3月16日号