芸能

監督が語る遠藤、大杉、田口、寺島、松重、光石の素顔

「フケメン最高」と話題のドラマ『バイプレーヤーズ』

 ドラマ『バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』(テレビ東京系、毎週金曜0時12分~)が話題だ。

 深夜の放送にもかかわらず、SNSでは女性たちが「オジさんたち、かわいい」「フケメン最高!」と絶賛。しかも、大物&主演クラスの俳優がこぞって出演を熱望する事態に。なぜ、ここまで話題となったのか?

 日本を代表する名脇役、遠藤憲一(55才)、大杉漣(65才)、田口トモロヲ(59才)、寺島進(53才)、松重豊(54才)、光石研(55才)のもとに、役所広司(61才)主演でリメイクする映画『七人の侍』への出演依頼が届くところから、物語は始まる。

 メガホンをとるのは中国を代表する名監督チャン・イーモウ(65才)。撮影前に結束を固めるため、彼らはひとつ屋根の下での共同生活を命じられる。しかし、そこにはある事件が隠されていた…。

 監督は、松居大悟さん(31才)だ。蒼井優(31才)主演の映画『アズミ・ハルコは行方不明』など、青春群像劇を得意としてきた彼が、ベテラン俳優と組む。その化学反応が魅力を倍増させていると、プロデューサーの浅野敦也さん。

「最初の顔合わせの時、6人の威圧感がすごかった(笑い)。撮影が始まってからは、ぼくら若手が見たいと思える6人を撮らなければ、と必死でしたが、皆さん、ぼくが考えた脚本や演出を遥かに超える演技をしてくださる。ぼく自身は毎回、放送を見て、反省の連続です」(松居さん、以下「」内同)

 そんな松居さんが見た6人の素顔からは、彼らの人となりとチームワークのよさがうかがえるという。

「大杉さんは、このドラマに対する思いが誰よりも強くて、次のシーンはこうしたいと、毎回提案してくれます。松重さんは、視聴者目線で意見をくださるし、遠藤さんは顔の怖さを超えれば(笑い)、友達に近い感じでなんでも話せます。田口さんは常識人なのに、演技となると予測不可能なことをする掴みどころのない人。寺島さんは、お酒の席では“おれのこと面倒くさいと思っているだろ?”“おれのカット少ないんじゃねえの?”と絡んでくる(笑い)。

 責任感が強くて繊細な人で、光石さんは天使。ほかの演者が好き勝手なことを言いだしたら“ごめんね”とフォローしてくれる。優しいから、キャストもスタッフも光石さんに甘えています」

 番組の人気は業界内にも広がり、大物俳優にゲスト出演を依頼すると、誰もが二つ返事で出演を快諾する。

「第1話ゲストの役所広司さんも、“6人が出るなら”と快く出演してくれましたし、第7話の椎名桔平さんは自ら出たいと志願してくれました。ほかにも“出たい”という声をたくさんいただいています」

 そう浅野さんが語るように、岡田将生(27才)、夏川結衣(48才)、大森南朋(45才)の出演も決定。

「最終回はずっと連ドラで主演を務めてきた俳優さんをはじめ、多数の大物ゲストが登場します」(浅野さん)

 20、30代ではかもしだせない大人の魅力。どっぷりはまってみようじゃない!

※女性セブン2016年3月16日号

関連記事

トピックス

中居正広氏の兄が複雑な胸の内を明かした
【独自】「弟がやったことだと思えない…」中居正広氏“最愛の実兄”が独白30分 中居氏が語っていた「僕はもう一回、2人の兄と両親の家族5人で住んでみたい」
NEWSポストセブン
2024年末に第一子妊娠を発表した真美子さんと大谷
《大谷翔平の遠征中に…》目撃された真美子さん「ゆったり服」「愛犬とポルシェでお出かけ」近況 有力視される産院の「超豪華サービス」
NEWSポストセブン
新田恵利(左)と渡辺美奈代があの頃の思い出を振り返る
新田恵利×渡辺美奈代「おニャン子クラブ40周年」記念対談 新田「文化祭と体育祭を混ぜたような感覚でひたすら楽しかった」、渡辺「ツアーも修学旅行みたいなノリ」
週刊ポスト
放送時間を拡大しているフジテレビの『めざましテレビ』(番組公式HPより)
日テレ『ZIP!』とフジ『めざまし』、朝の“8時またぎ”をめぐるバトルがスタート!早くも見えた戦略の違い
NEWSポストセブン
新政治団体「12平和党」設立。2月12日、記者会見するデヴィ夫人ら(時事通信フォト)
《デヴィ夫人が禁止を訴える犬食》保護団体代表がかつて遭遇した驚くべき体験 譲渡会に現れ犬を2頭欲しいと言った男に激怒「幸せになるんだよと送り出したのに冗談じゃない」
NEWSポストセブン
公的年金は「社会的扶養」「国民の共同連帯」「所得再分配機能」(写真提供/イメージマート)
《まるで借りパク》政府の基礎年金(国民年金)の底上げ案 財源として厚生年金を流用するのは「目的外使用」ではないのか、受給額が年間8万円以上減額も
NEWSポストセブン
地元の知人にもたびたび“金銭面の余裕ぶり”をみせていたという中居正広(52)
「もう人目につく仕事は無理じゃないか」中居正広氏の実兄が明かした「性暴力認定」後の生き方「これもある意味、タイミングだったんじゃないかな」
NEWSポストセブン
『傷だらけの天使』出演当時を振り返る水谷豊
【放送から50年】水谷豊が語る『傷だらけの天使』 リーゼントにこだわった理由と独特の口調「アニキ~」の原点
週刊ポスト
英国の大学に通う中国人の留学生が性的暴行の罪で有罪に
《英国史上最悪のレイプ犯の衝撃》中国人留学生容疑者の素顔と卑劣な犯行手口「アプリで自室に呼び危険な薬を酒に混ぜ…」「“性犯罪 の記念品”を所持」 
NEWSポストセブン
原監督も心配する中居正広(写真は2021年)
「落ち着くことはないでしょ」中居正広氏の実兄が現在の心境を吐露「全く連絡取っていない」「そっとしておくのも優しさ」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
〈山口組分裂抗争終結〉「体調が悪かろうが這ってでも来い」直参組長への“異例の招集状” 司忍組長を悩ます「七代目体制」
NEWSポストセブン
筑波大学の入学式に出席された悠仁さま(時事通信フォト)
「うなぎパイ渡せた!」悠仁さまに筑波大の学生らが“地元銘菓を渡すブーム”…実際に手渡された食品はどうなる
NEWSポストセブン