連日ニュースを賑わせている小池百合子都知事(64才)。因縁の相手である石原慎太郎氏との“決闘”も目前に迫っている。
小池氏の意向を受け、東京都議会は2月22日、築地市場の豊洲移転の経緯を調査する「百条委員会」の設置を可決。移転を決定した当時に知事だった石原氏らの証人喚問を、3月19・20日に行うことに決めた。
それに先立って石原氏は3月3日に会見を開くが、その直前には金曜14時から恒例の「知事会見」があり、2人の“応酬”にも注目が集まっている。
「百条委員会で『厚化粧』発言から続く小池知事と石原氏の睨み合いに、とうとう決着がつきます。石原氏は『小池は総理の器じゃない』と言い切っていますが、皮肉にも石原氏との闘いを弾みにして、小池氏が総理の座まで駆け上がる可能性が出てきました」(政治ジャーナリスト)
7月の都議選で小池知事の『都民ファーストの会』が圧勝すれば、次は国政選挙での戦いだ。ただ、小池新党が国政に進出しても、小池氏自身が国政復帰しなければ、首相の可能性はゼロだ。
「もうスケジュールは見えています。ズバリ2020年夏の東京五輪を大成功に導き、翌2021年夏に安倍首相が総裁任期満了したタイミングでの総選挙で、国政に復帰するでしょう。ただし、小池新党の単独過半数は難しい。
最も可能性が高いのは、有力野党の小池新党を連れて自民党に合流し、一気に自民党総裁の座に上り詰める。そのためには自民党内の反小池派を黙らせておく必要があり、今回の石原氏への強硬姿勢が効いてくることになります」(前出・政治ジャーナリスト)
小池氏が「女の本懐」を遂げる日も、そう遠くない。
※女性セブン2017年3月16日号