韓国の次期政権は極左政権になることが確実な情勢だ。親北姿勢が強まることで統一へ近づく朝鮮半島に、ジャーナリストの室谷克実氏は、北朝鮮と韓国の連合が日本に牙を剥く危険性を指摘する。
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朴槿恵スキャンダルを機に大混乱が続く韓国では、憲法裁判所が朴大統領の弾劾が有効と判断すれば、5月中旬の大統領選挙実施が予想される。
最有力候補と目されるのが最大野党「共に民主党」(以下、民主党)の文在寅・前代表だ。
日本にとって厄介なことにこの男は筋金入りの反日・親北主義者である。元々は人権派弁護士だったが近年、言動が過激化し、大統領の弾劾についても昨年12月、「棄却なら革命しかない」と語った。言ってみれば、“福島みずほの男版”が韓国の大統領になるようなものである。
文在寅の「思想」を示す傍証は枚挙にいとまがない。
2007年、盧武鉉政権で大統領秘書室長を務めていた文在寅は、国連の北朝鮮人権決議案の採択を前に、北朝鮮に“お伺い”を立て韓国は決議案に棄権した。
2016年には韓国が実効支配する竹島に上陸し、芳名録に「東海のわが領土」と書き込んだ。同年末、釜山にある日本総領事館前に慰安婦像が建てられると、ツイッターで「少女(慰安婦)像は生きた歴史教科書。市民の像設置は本物の独立宣言だ」とつぶやいた。こんな男が次の大統領に就こうとしている。