日本最大の湖である滋賀県の琵琶湖。ほとんどの日本人が地図でその形を見たことがあるだろうが、画像のように“境界だらけ”であることはあまり知られていない。
「国から地方自治体に支払われる地方交付税交付金の額は自治体の人口や『面積』などをもとに算定されます。湖面は自治体の面積に算入できるので、沿岸の自治体によって細かく分割される。現在では琵琶湖を含め多くの湖で『湖面上の点は最も近い沿岸の自治体に属する』という“等距離線主義”が採用されています」(『境界協会』の小林政能・会長)
ちなみに日本で2番目に大きい湖である茨城県の霞ヶ浦は9個に“分割”されている。
※週刊ポスト2017年3月17日号