形がふぞろい、見えないところにほんの少し傷や色むらがある…などの理由で、値段がグ~ンと下がるワケあり商品。でも、商品そのものには問題ないものばかりで、実は、狙い目なんです!
ケーキやクッキー、せんべいなどは、製造過程で壊れやすく、切れ端も出やすい。主婦で金融コンシェルジュの齋藤恵さんはこう語る。
「これらを徳用として大きな袋に詰めて、安く売るワケありは昔からあります。もちろん、家庭用ならそれで充分です」(齋藤さん、以下「」内同)
また、賞味期限が近いものもワケあり価格で処分されることが多い。
「期限が近いといっても、今日明日で切れるわけではなく、1~2週間で食べきればいいものがほとんど。家族が多ければ、あっという間に消費してしまいます」
また、季節が過ぎたものが、ワケありとして売られることも多い。たとえば、バレンタインで売れ残ったチョコレートでは1000円以上する商品が半額以下になることもある。チョコ好きなら、お見逃しなく。
さらに、保存のきく缶詰はワケありを見つけ次第、買いだめしておくのが◎。
「缶詰の外側に傷があったり、少しだけへこんでいたりするものが多いのですが、中身が劣化していることはなく、味にも影響はありません」
レトルト類のワケありもあるが、これは箱にへこみや少しの破れがあるものや、賞味期限が短いものがほとんど。とはいえ、3か月~半年程度のものが多く、いつもより早めの消費を心がければ何の問題もない。
「のりは、製造工程で傷がついてしまった高級有明産がおすすめです」
と、ショッピングサイト・ポンパレモール広報担当者は言う。
「贈答用なら3000~4000円するような高級のりが、ちょっとの傷や破れだけで、規格外扱い。破れなどは、よく見ないとわからないものが多く、味はもちろん、ご飯に巻いてしまえばまったくわからない。ワケありなら高級品も半額~3分の1の値段で入手可能です」(ポンパレモール広報担当者)
お中元やお歳暮のシーズンオフに、缶詰やレトルト、乾物類がばら売りになり、多く出回る。その時期も頭に入れておくとよい。
※女性セブン2017年3月23日号