昨今『森のくまさん』が話題となっているが、その騒動を逆手に取る人物が登場した。シンガーソングライター・嘉門達夫である。
『森のくまさん』を巡っては、お笑い芸人・パーマ大佐が同曲を改編した楽曲を販売したが、訳詞者である馬場祥弘氏が、著作者人格権を侵害されたとし、販売差止めと慰謝料を要求をした。
この騒動は、両者の間で和解が成立したが、それをネタにしたのが嘉門達夫だ。3月1日に行なわれた『2017年アスタナ国際博覧会 日本館開幕100日前記者発表会』に、日本館サポーターに就任した嘉門が登場。『森のくまさん』のメロディーでアスタナ万博の歌を歌ったのだ。アスタナとはカザフスタンの首都のことで、万博は6月10日から9月10日まで行われる。
つまり、『森のくまさん』の替え歌を歌った嘉門。会場では「慰謝料請求されないか…」といった心配げな空気も漂っていたが、「曲」には権利はなく、「歌詞」についてはオリジナルであると解説。著作権については問題はなかったようだ。
同イベントには、三船美佳、石原良純、桂歌蔵、米村でんじろう、そして2005年に行なわれた愛知万博の公式キャラクターであるモリゾーとキッコロも登場した。モリゾーとキッコロもサポーターである。
撮影■矢口和也