ライフ

ED治療薬服用 うなぎやすっぽんを食べた後は逆効果に

ED治療薬の服用時は「空腹、酒抜き」で

 現在、日本で認可されているED治療薬は「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類。しかしED治療薬には、禁則事項を持つものがある。バイアグラとレビトラに共通するのは、「食後に飲んではいけない」ことだ。

「バイアグラは食事全般、シアリスは食事に含まれる脂肪分の影響で、食後にED治療薬を服用すると薬物の血中濃度が低下するといわれている。一般的にセックスの前に食事をするパターンが多いので、この2薬の服用するタイミングには注意が必要です」(川崎医科大学付属病院・副院長の永井敦医師)

 うなぎ、すっぽんなど精力のつく食物を食べたのちにED治療薬を服用すると効果が増すと思いがちだが、実は逆効果となるので注意したい。特にとんこつラーメンや焼き肉など脂肪分の多い食事によって全くED治療薬の効果が得られなかったというケースもあるため、厳禁だ。

 一方でシアリスは他の薬と比べて「食事耐性」がある。

「有効成分の特徴として食後でも効果が出ることがわかっている」(新宿ライフクリニック院長の須田隆興医師)

 いずれの薬も、アルコールとの併用は避けるべきだ。

「特にバイアグラはアルコールによって薬効が出にくくなるばかりか、併用で一気に血圧が下がってしまい立ちくらみを起こすことが臨床研究の結果からわかっている。レビトラとシアリスはバイアグラほどの薬効低下はないものの、併用は勧められません」(同前)

 ED治療薬の服用時は「空腹、酒抜き」を心がけたい。

※週刊ポスト2017年3月24・31日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

3月末でNHKを退社し、フリーとなった中川安奈アナ(インスタグラムより)
《“元カレ写真並べる”が注目》元NHK中川安奈アナ、“送別会なし”に「NHK冷たい」の声も それでもNHKの判断が「賢明」と言えるテレビ業界のリスク事情
NEWSポストセブン
第一子となる長女が誕生した大谷翔平と真美子さん
第一子誕生の大谷翔平、広告出演オファー殺到でスポンサー収入200億円突破も ベビー関連・ファミリー関連企業から熱視線、争奪戦早くも開始か 
NEWSポストセブン
九谷焼の窯元「錦山窯」を訪ねられた佳子さま(2025年4月、石川県・小松市。撮影/JMPA)
佳子さまが被災地訪問で見せられた“紀子さま風スーツ”の着こなし 「襟なし×スカート」の淡色セットアップ 
NEWSポストセブン
第一子出産に向け準備を進める真美子さん
【ベビー誕生の大谷翔平・真美子さんに大きな試練】出産後のドジャースは遠征だらけ「真美子さんが孤独を感じ、すれ違いになる懸念」指摘する声
女性セブン
金メダル級の演技(C)NHK連続テレビ小説「あんぱん」NHK総合 毎週月~土曜 午前8時~8時15分ほかにて放送中
朝ドラ『あんぱん』で“韋駄天おのぶ”を演じる今田美桜の俊足秘話 「元陸上部で中学校の運動会ではリレーの選手に」、ヒロイン選考オーディションでは「走りのテスト」も
週刊ポスト
『続・続・最後から二番目の恋』でW主演を務める中井貴一と小泉今日子
なぜ11年ぶり続編『続・続・最後から二番目の恋』は好発進できたのか 小泉今日子と中井貴一、月9ドラマ30年ぶりW主演の“因縁と信頼” 
NEWSポストセブン
(撮影/田中麻以)
【高市早苗氏独占インタビュー】今だから明かせる自民党総裁選挙の裏側「ある派閥では決選投票で『男に入れろ』という指令が出ていたと聞いた」
週刊ポスト
大谷と真美子さんの「冬のホーム」が観光地化の危機
《ベイビーが誕生した大谷翔平・真美子さんの“癒しの場所”が…》ハワイの25億円リゾート別荘が早くも“観光地化”する危機
NEWSポストセブン
戸郷翔征の不調の原因は?(時事通信フォト)
巨人・戸郷翔征がまさかの二軍落ち、大乱調の原因はどこにあるのか?「大瀬良式カットボール習得」「投球テンポの変化」の影響を指摘する声も
週刊ポスト
公然わいせつで摘発された大阪のストリップ「東洋ショー劇場」が営業再開(右・Instagramより)
《大阪万博・浄化作戦の裏で…》摘発されたストリップ「天満東洋ショー劇場」が“はいてないように見えるパンツ”で対策 地元は「ストリップは芸術。『劇場を守る会』結成」
NEWSポストセブン
同僚に薬物を持ったとして元琉球放送アナウンサーの大坪彩織被告が逮捕された(時事通信フォト/HPより(現在は削除済み)
同僚アナに薬を盛った沖縄の大坪彩織元アナ(24)の“執念深い犯行” 地元メディア関係者が「“ちむひじるぅ(冷たい)”なん じゃないか」と呟いたワケ《傷害罪で起訴》
NEWSポストセブン
中村七之助の熱愛が発覚
《結婚願望ナシの中村七之助がゴールイン》ナンバーワン元芸妓との入籍を決断した背景に“実母の終活”
NEWSポストセブン