大阪のなんとか学校法人のスキャンダルが止まらない。国有地の払い下げに政治家の関与があったんじゃないか? だとか、建設費が虚偽申告だったらしいじゃん! とか、私学審への報告が事実無根だってよ! とか、まぁここではその問題については触れない。
しかし誰もが目が点になったのは、開校を予定していた小学校の校歌を、あの舟木一夫のヒット曲『あゝ青春の胸の血は』にしようとしてたってことだよなぁ~。
どうです、このセンス・オブ・ワンダーな選曲!! 校歌の概念すら変えかねないこの発想! それについても、選曲した人のことをあれこれいうつもりはございません。ございませんけれども、まぁ『あゝ青春の胸の血は』という歌が心の底からが好きだったんだろうなぁ……。
もう心に響いちゃってたんでしょう、その人にとってこの歌が。
いや、そうなのよ。日本の歌っていうのは心にズ~ンと響いてね、なんだか自分のやましい心を洗い流してくれるといいますか、世間のしがらみに汚れきった大人の心を、純粋無垢の子供時代に帰してくれるようなとてつもない力さえも秘めているもんなんですよ。
この人も……って選んだ人が例の理事長なのかどうなのか、そこのトコロははっきりわかりませんけれども、きっとこの歌を聞くことで、汚れを知らない自分を取り戻そうというなにか切羽詰まった想いがあったんじゃないか? ってそう思っちゃいますよ。
そのくらい日本の歌は、日本人の誰の心にも響き続けているものでございます。
そんな心に響く日本の歌が、永久保存版になって隔週刊CDつきマガジンになったというじゃないですか! その名もズバリ『こころに響く 日本の歌』全25巻!!
その大絶賛発売中の創刊号の内容はというと、由紀さおり・安田祥子、森山良子、坂本九、加藤登紀子、デューク・エイセス、菅原洋一、ダークダックスのアーチスト7組が歌う『永遠の名曲完全ベスト』!
その曲目は『どこかで春が』『早春賦』『からたちの花』『さくら』『四季の歌』『幸せなら手を叩こう』『浜辺の歌』『荒城の月』『今日の日はさようなら』『仰げば尊し』! どうです、もう歌を聴かなくたって、この曲名を今文字で読んだだけで、心に響いてきちゃってませんか?
そんな『こころに響く 日本の歌』……いったいどんな人にお薦めなのか? もちろん虚偽申請だのなんだのしている人にも、その心を純白に取り戻すためにお薦めですが、それはひとまず置いておいて、特にこのCDつきマガジンがお薦めの人を、次の機会にお伝えしたい!!
まぁお伝えをする前に、今この時点で曲名が心に響いてしまった人は、とりあえず買っておいた方がいい!! 売り切れちゃってるかもしれないんで、マジで←これは虚偽申告ではありません。
文■カーツさとう