高齢化が進む日本社会。意外と大きな問題となるのが高齢となった親の家の片付けだ。子供としてはよかれと思って片付けようとしても、色々捨てられてしまうと思った親が抵抗することもあるという。そこで、親の家を片付ける際に気をつけなくてはいけない「3大NGワード」を、片づけヘルパーの永井美穂さんに教えてもらった。
「出かけている間に片付けておくから」
自分の目の届かないところでとなると、勝手に捨てられるのではという不信感につながる言い方。また、自分は大切にされていないと感じて抵抗したくなる。「一緒に片付けよう」と声をかけて、絶対に勝手に捨てないこと。
「これ、使っていないよね?」
捨てることを目的にしているように聞こえたり、自分には決定権がないような印象を受け、反発したくなる言い方。捨てられるという思い込みを取り除くためには、「これ、どこにしまう?」と捨てないことを感じさせるのがベストだ。
「せっかくやってあげているのに…」
頼んでいないのに余計なお世話、と感じてしまう言い方。片付ける人は親切心からやっていると勝手に満足感を持っているが、相手の気持ちになれていないもの。「懐かしいから飾ってみようか?」など、快い気持ちにする工夫を。
※女性セブン2017年3月30日・4月6日号