国内

鴻池祥肇氏が爆弾告発「なぜ私を証人喚問に呼ばんのか」

鴻池祥肇・元防災担当相は何を語る?

「森友学園問題」を国会証人喚問に導く発端を作ったのは鴻池祥肇・元防災担当相(自民党参院議員)だった。籠池泰典氏から国との仲介を求められたことを自ら明かすという爆弾を投下し、結果として問題を一大疑獄にさせた。その後は一転して騒動と距離を置いてきたが、“直言居士”が再び口を開いた。

──あの記者会見以降、取材に応じていません。

鴻池:もうあれっきり。甲府で開かれた輿石東(前参院副議長)さんのパーティーで「コイケは東京で、カゴイケは大阪で、コウノイケは甲府で」って言ったらウケたけど(笑い)。籠池夫妻にはかわいそうなことをしたかもしれないという気持ちもあるからね。

 籠池さんが家庭教育に問題意識を持ったのもわかる。そりゃ電車の中で髪の毛といてる中学生とか、パンを立ち食いしたりしているオバハンを見たら、しつけが大事だと思いますよ。籠池さんの幼稚園に行ったとき、子供たちがビシッと整列して挨拶して、教育勅語を諳んじるのを聞かされたら、そりゃ昭恵夫人じゃなくても感心しますよ。

 だけど、学校の設立趣旨を見たら「日本人としての礼節を尊び」と書いてある。俺に銭もってきて、それはないやろ。

──議員会館で籠池氏に会ったのは3年前ですか。

鴻池:そのときも、ここの応接室のこの席に座ったな。対面に籠池さん夫婦がお座りになっていた。そこで、いきなりコンニャク出しよったから、「無礼者!」と。政治家のツラを銭ではたくようなマネしやがって、「そんな態度で教育なんかできんのか! 帰れ!」と、蹴りはしなかったけど席を立った。こいつなら銭で動くと思われたことが情けなくて悔しくてね。だけど、それは僕の貫禄のなさ、徳のなさだと反省しましたよ。

──籠池氏側は「現金ではなくて、商品券だった」と言っています。

鴻池:何が入っとったかは知らんよ。中身出して、現金と一緒にみんなで記念写真撮ったわけちゃうからな(笑い)。何かわからんから、コンニャクゆーてるだけで。

──「コンニャクは札束の隠語ではないか」と書いた新聞もありましたが。

鴻池:ありませんよ、そんな言葉(笑い)。マスコミにはアホが多いんですよ。昔からふにゃふにゃした奴をコンニャク野郎と言うから、口をついて出ただけで。

関連キーワード

関連記事

トピックス

清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト
引退すると言っていたのに誰も真面目にとりあっていなかった(写真提供/イメージマート)
数十年続けたヤクザが引退宣言 知人は「おめでとうございます」家族からは「大丈夫なのか」「それでどうやって生きていくんだ」
NEWSポストセブン
インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン
アーティスト活動を本格的にスタートした萌名さん
「二度とやらないと思っていた」河北彩伽が語った“引退の真相”と復帰後に見つけた“本当に成し遂げたい夢”
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
調子が上向く渋野日向子(時事通信フォト)
《渋野日向子が全米女子7位の快挙》悔し涙に見えた“完全復活への兆し” シブコは「メジャーだけ強い」のではなく「メジャーを獲ることに集中している」
週刊ポスト
1966年はビートルズの初来日、ウルトラマンの放送開始などが話題を呼んだ(時事通信フォト)
《2026年に“令和の丙午”来たる》「義母から『これだから“丙午生まれの女”は』と…」迷信に翻弄された“昭和の丙午生まれ”女性のリアルな60年
NEWSポストセブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン
ブラジルを公式訪問される佳子さま(2025年6月4日、撮影/JMPA)
《ブラジルへ公式訪問》佳子さま、ギリシャ訪問でもお召しになったコーラルピンクのスーツで出発 “お気に入り”はすっきり見せるフェミニンな一着
NEWSポストセブン
渡邊渚さんが性暴力問題について思いの丈を綴った(撮影/西條彰仁)
《渡邊渚さん独占手記》性暴力問題について思いの丈を綴る「被害者は永遠に救われることのない地獄を彷徨い続ける」
週刊ポスト