自分の人生に納得がいかず、刺激を求めて右往左往…。学生であれば珍しくもない話だが、中年にもなってそんなことを言っていては、家族も呆れるばかり。東京都に住む43才パート勤務の女性Aさんは、人生観を変えたいという夫の(45才)に困っているという。Aさんが、告白する。
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親の後を継いで駅前で不動産会社を経営。半年に1回くらいのペースで、夫は、そういう生き方にがまんができなくなるみたい。
「人生観を変えたい」と言いながら、これまで富士登山をすること5回。フルマラソンの出場回数20回。そして、季節が変わるたびに風水の本を読んで家の模様替え。それでも飽き足らず、去年はインドを2週間、放浪よ。
そうまでしても、「ダメだ。何も見えなかった」と帰ってきて、しばらくはおとなしく、腐った魚のような目で仕事をしていたんだわ。
その夫が目を輝かせて帰ってきて、何を言い出すかと思うと、「おい、ピアスあけると人生観が変わるらしいな」と。電車で女子高生が話してたんだって。「やめときなさいよ」と軽く反対したけど、聞くもんじゃない。翌日にはピアスをあけて上機嫌なの。「もしタトゥーを入れたり、金髪にしたら離婚だからね」と釘を刺しているんだけど、あのバカ、いつかやるね。
※女性セブン2017年4月13日号