2017年プロ野球ペナントレースが幕を開けた。今年は、どんな大記録でファンをわかせる選手が出るのだろうか。野球評論家の金村義明氏は大谷翔平(22、日本ハム)を“打撃タイトルが狙える”と評したが、岡田彰布氏はDeNA・筒香嘉智(25)が三冠王を狙えるとみている。
「WBCの活躍を見ていても、筒香はまだまだ伸びしろがある。三冠王もあるんちゃうか。え、阪神? 阪神はオープン戦が終わってもスタメンが定まらないのが心配。優勝するには、調子の良し悪しで起用せず、いかに固定できるかだよ」
個人記録では前人未到の“3年連続トリプルスリー”がかかるヤクルト・山田哲人(24)も目が離せない。
「確かに、山田哲人(24、ヤクルト)の“3年連続トリプルスリー”は注目だが、そうなったらセ・リーグのピッチャーは恥ずかしい。スコアラーも何をしているのかという話。よく研究して、どんなことをしてでも阻止しないといけない」(金村氏)
ところが、江本孟紀氏は山田に対して、意外に辛い評価だった。
「WBCに出場した山田より、出場できずに悔しい思いをしたソフトバンクの柳田悠岐(28)のほうが可能性がありますよ」
※週刊ポスト2017年4月14日号