自主規制ばかりが蔓延するテレビの世界。そんな窮屈になった“ギョーカイ”をビートたけし氏が叩っ斬る!
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オイラの『テレビじゃ言えない』(小学館新書)って新書がソコソコ売れているらしい。これは、オイラが最近感じている「テレビじゃ言いたい放題やりたい放題ができなくなってる」ってフラストレーションを、政治から下ネタまであらゆるところでぶつけた本だ。
この頃は「コンプライアンス」という名の下に、政治的な内容から下ネタ・カツラネタに至るまで、「アレは言うな」「コレもダメ」と先回りして注意されちまう。
だから生放送でも思うように発言できないし、収録番組でもコメントがスパッとカットされちゃう。こんな不自由な状況でも「放送コード無視のビートたけしは健在だぜ」ってつもりで書いたんだ。
この本がウケてるのは、もしかしたらオイラが感じてるような閉塞感を、世間も敏感に察知しているからなのかもしれない。まァ、テレビ業界がここまで萎縮しちまったのは「インターネット」の影響も大きいだろう。