「最初の方は、自分の心と体を取り戻すのに必死でした。自分のペース以外のものについていけなくなって、マンションのエレベーターにも乗れなくて。電車もダメ、車もダメで、乗り物に乗れなくなってしまったんです」
4月3日、小林麻耶(37才)がバラエティー番組『バイキング』(フジテレビ系)に出演。司会を務める坂上忍(49才)の単独インタビューに応じた。
麻耶は同番組の木曜レギュラーだったが、昨年5月の生放送中に突如スタジオを退席。都内の病院に緊急搬送され、6月に休養を発表していた。妹・小林麻央(34才)の乳がん発覚後、献身的に妹家族を支えた心労が彼女を襲ったのだった。
復帰のきっかけは今年1月にあったある企業の新卒採用サイトのCM撮影の後、麻央の娘・麗禾(れいか)ちゃん(5才)にかけられた何気ない一言だった。麻耶は目をうるませながらその時の様子を語った。
「本当に久しぶりにメイクをしてきれいなお洋服を着て。そのままの状態で妹の家に行ったんですよ。そしたら姪っ子が“ねえねお化粧してるの!? キラキラしてる!”って。ハッとして“感じ取るんだ“って思ったんですよね。麗禾ちゃんの顔が嬉しそうな顔だったんですよ。女の子!というか喜びに満ちた顔で。大げさかもしれないですけど、本当に大切なものを思い出させてくれたというか。表現者として社会と繋がっていきたいという思いを出させてもらった」
その後番組からのオファーを受け、復帰が実現した。しかし、以前のように毎週の生放送に出演できる状態には至っていないという。
「麻耶さんは、麻央さんの病状が回復したら生放送への復帰も考えていました。でも現状は厳しい。いつでも駆けつけられる状態でいたいという彼女の気持ちを尊重し、今後もVTR出演のみの予定です」(テレビ局関係者)
復帰という一つの壁を乗り越えた麻耶は、番組放送後、ブログに次のように綴った。
《また新たなスタートラインに立ちました。これからが楽しみです!『未来は面白い』今後ともどうぞよろしくお願いいたします》
※女性セブン2017年4月20日号