いよいよGWが近づいてきた。鉄道旅を楽しむなら、乗り降り自由なフリーきっぷが便利だが、GWが利用除外期間というものも少なくない。でもご安心を。GWも利用できる“お得な鉄道きっぷ”だって、ちゃ~んとあるのだ。
そして昨今の“鉄旅”で注目を浴びているのが、アニメの聖地巡りやドラマのロケ地探訪だ。大ヒット映画『君の名は。』のファンは、封切りから7か月がたった今なお、飛騨古川駅(岐阜)を途切れることなく訪れている。
雑誌『ロケーション・ジャパン』編集部の山田実希さんに、GWにおすすめの鉄道ロケ地旅について聞いた。
「このGWは、映画『この世界の片隅に』の舞台になった広島や呉、『ひるね姫』の舞台の倉敷と瀬戸大橋などが目に美しく、おすすめです」(山田さん)
この季節、瀬戸内周辺は晴天が続きやすく、海がきらきらとまぶしいほどになる。
「ほかにも、コミックスとドラマで人気の『孤独のグルメ』に登場した食堂を訪ねるグルメ旅もおすすめ。
シーズン5に登場した千葉・いすみ市は、『相棒』シリーズや6月公開の映画『昼顔』の撮影地にもなっていて、旬の旅先といえます」(山田さん)
『君の~』の新海誠監督作品ゆかりの地を訪ねるなら、JR「休日おでかけパス」で、四ツ谷駅など都内を巡ってもいい。
そのほか、『おんな城主 直虎』ゆかりの地巡りに便利なきっぷや、「かわせみ・やませみ」や「四国まんなか千年ものがたり」などの新たに登場した観光列車も楽しみだ。GW鉄旅の魅力は尽きない。
※女性セブン2017年4月20日号