4月3日スタートのNHKの新人事が「美女シフト」だと話題だ。報道番組のキャスターら総勢33人を大シャッフルした改革は女子アナたちの人間関係にどんな影響を与えたのだろうか──。看板番組『ニュースウォッチ9』には『ブラタモリ』のアシスタントでブレイクした桑子真帆アナ(29)が抜擢され、押し出される形で鈴木奈穂子アナ(35)は『ニュース7』の平日担当に移った。
『ニュース7』では、鈴木以上に注目を集める女子アナがいる。京都支局から東京に戻ってきた井上あさひアナ(35)だ。土日・祝日のキャスターに就任し、鈴木との「同期コンビ」となる。
「2年前に京都へ異動になったときには、男性ファンから惜しむ声が続々と上がり『あさひロス』という言葉まで生まれた。NHK幹部にも井上ファンは多く、今回の東京復帰も、幹部の鶴の一声で決まったようです。でも、本人は故郷(岡山)に近い京都でゆっくりしていたかったのが本音みたい……」(同前)
東京でのブランクを一気に埋め同期を逆転する勢いだが、心境は複雑なようだ。
“朝の顔”も微妙な立場に置かれている。報道キャスターとして期待の高かった和久田真由子アナ(28)は『おはよう日本』に“残留”となった。
「当初、和久田アナが『ウオッチ9』を継ぐという情報が流れ、本人もその気だったようです。しかし蓋を開けてみると、桑子アナの大抜擢。社歴こそ先輩でも、報道キャスターとしては“後輩”の桑子アナに追い抜かれたことを苦々しく思っているはず」(同前)
今回の異動で、大きく“序列”が上がったのは、大阪から『おはよう日本』に新加入した赤木野々花アナ(26)である。
「親しみやすくて、タレント性が高い。いい意味でNHKの女子アナらしくないキャラで、次世代のエース候補とも目されています」(同前)
春の嵐で明暗はクッキリ分かれたようだ。
※週刊ポスト2017年4月21日号