ビジネス

85歳・野末陳平 老後を楽しむ「男のヘソクリ500万円」術

「好き勝手」に楽しい老後を過ごしているという野末氏

 テレビコメンテーター、放送作家として知られる元参院議員・野末陳平氏が、3月に『老後ぐらい好きにさせてよ 楽しい時間は、「自分流」に限る!』を上梓した。85歳を迎えたいま「好き勝手」に楽しい老後を過ごしているという野末氏が、妻との関係の注意点を語る。

「老後は会社関係の居場所とともに、家でも居場所がなくなる。長年、仕事で空けていたから家はもう女房の城になっている(笑い)。老夫婦で楽しく過ごす、という理想を描く人もいますが、そういう老後を送っている夫婦はごく一部。他人とまではいいませんが、たまたま同じ屋根の下にじいさんとばあさんがいるだけと思うべきです。

 老夫婦になれば『二心二体の連合』で、夫も妻もそれぞれ『自分流』の老後をどう構築するか。夫婦が助け合うのは、どちらかが介護が必要になるといったいざというときだけ。なぜ助けるかというと、自分の生活が狂わされては困るからで、施設の入所費用も、女房がへそくりから出してきますよ(笑い)」

 妻の「へそくり」に気づかない夫は多いが、野末氏は夫も「男のへそくり」を持つべきだという。国会議員時代に「税金党」を結成し、サラリーマンに不公平な税制を厳しく批判してきた野末氏だけに、“国から年金がもらえるから安心”などとは考えず、シビアな見方をする。

「年金が入ってくる家計の財布のヒモは女房が締めていて、夫の自由にはならない。甘い考えじゃダメ(笑い)」

 だからこそ「男のヘソクリ500万円」の必要性を説く。

関連キーワード

関連記事

トピックス

6月9日、ご成婚記念日を迎えた天皇陛下と雅子さま(JMPA)
【6月9日はご成婚記念日】天皇陛下と雅子さま「32年の変わらぬ愛」公務でもプライベートでも“隣同士”、おふたりの軌跡を振り返る
女性セブン
第75代横綱・大の里(写真/共同通信社)
大の里の強さをレジェンド名横綱たちと比較 恵まれた体格に加えて「北の湖の前進力+貴乃花の下半身」…前例にない“最強横綱”への道
週刊ポスト
地上波ドラマに本格復帰する女優・のん(時事通信フォト)
《『あまちゃん』から12年》TBS、NHK連続出演で“女優・のん”がついに地上波ドラマ本格復帰へ さらに高まる待望論と唯一の懸念 
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画…直後に入院した海外の20代女性インフルエンサー、莫大な収入と引き換えに不調を抱えながらも新たなチャレンジに意欲
NEWSポストセブン
『マモ』の愛称で知られる声優・宮野真守。「劇団ひまわり」が6月8日、退団を伝えた(本人SNSより)
《誕生日に発表》俳優・宮野真守が30年以上在籍の「劇団ひまわり」を退団、運営が契約満了伝える
NEWSポストセブン
清原和博氏は長嶋さんの逝去の翌日、都内のビル街にいた
《長嶋茂雄さん逝去》短パン・サンダル姿、ふくらはぎには…清原和博が翌日に見せた「寂しさを湛えた表情」 “肉体改造”などの批判を庇ったミスターからの「激励の言葉」
NEWSポストセブン
貴乃花は“令和の新横綱”大の里をどう見ているのか(撮影/五十嵐美弥)
「まだまだ伸びしろがある」…平成の大横綱・貴乃花が“令和の新横綱”大の里を語る 「簡単に引いてしまう欠点」への見解、綱を張ることの“怖さ”とどう向き合うか
週刊ポスト
インタビュー中にアクシデントが発生した大谷翔平(写真/Getty Images)
《大谷翔平の上半身裸動画騒動》ロッカールームでのインタビューに映り込みリポーター大慌て 徹底して「服を脱がない」ブランディングへの強いこだわり 
女性セブン
映画『八日目の蝉』(2011)にて、新人俳優賞を受賞した渡邉このみさん
《ランドセルに画びょうが…》天才子役と呼ばれた渡邊このみ(18)が苦悩した“現実”と“非現実”の境界線 「サンタさんを信じている年齢なのに」
NEWSポストセブン
アーティスト活動を本格的にスタートした萌名さん
「二度とやらないと思っていた」河北彩伽が語った“引退の真相”と復帰後に見つけた“本当に成し遂げたい夢”
NEWSポストセブン
放送作家でコラムニストの山田美保子さんが、小泉家について綴ります
《華麗なる小泉家》弟・進次郎氏はコメ劇場でワイドショーの主役、兄・孝太郎はテレビに出ずっぱり やっぱり「数字を持っている」プラチナファミリー
女性セブン
6月2日、新たに殺人と殺人未遂容疑がかけられた八田與一容疑者(28)
《別府ひき逃げ》重要指名手配犯・八田與一容疑者の親族が“沈黙の10秒間”の後に語ったこと…死亡した大学生の親は「私たちの戦いは終わりません」とコメント
NEWSポストセブン