「このまえ家族で遊びに出かけた先で、“あれ、『べっぴんさん』の?”って声をかけてもらって、それがすごく嬉しかったんです」
放送を終えたばかりのNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』で芳根京子扮するヒロイン・すみれの娘・さくらを好演した注目の若手女優、井頭愛海。劇中では40才まで演じきったが、素顔は高2になったばかりのフレッシュな16才だ。
「私の実年齢から自分の母と同年齢までを演じて、母親が娘に抱く愛情が身に染みました。私自身はまだ少し反抗期だったりもするので(苦笑)、“さくらみたいに私もお母さんを悩ませちゃっていたのかな”とか。『べっぴんさん』は家族の愛を大きなテーマとしていたので、家族のあったかさが見てくださるかたにも伝わったらいいなと思って、演じていたんです」(井頭・以下「」内同)
毎朝お弁当を作って送り出してくれた母親との絆がより深まったという彼女の理想の家族像は?
「私の家族です! ウチではごはんの時にテレビではなくラジオをつけて、お互いの顔を見ながら、その日のできごとや悩み事などをあれこれ話します。そんな気持ちが通い合ったほっこりした家族をつくりたいです」
母役の芳根や父役の永山絢斗をはじめ、現場でも日々"家族愛"に支えられていたと振りかえる。
「みなさんに“次のステージへ行ってらっしゃい”と強く背中を押してもらったので、20才までには朝ドラのヒロインとして帰ってきたいです!」
【いがしら・まなみ】
2001年3月15日、大阪府生まれ。2012年、『第13回全日本国民的美少女コンテスト』で審査員特別賞を受賞し、アイドルグループ『X21』のメンバーとして活躍。女優としても、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』(放送終了)にヒロインの娘役で出演して話題に。5月4日に総集編が放送予定。第15回全日本国民的美少女コンテストが5月2日まで募集中。
撮影/山田涼香
※女性セブン2017年4月27日号