結成32年目を迎えるダチョウ倶楽部のリーダー・肥後克広には戸籍上の生年月日と実際に生まれた日に8か月の“ズレ”がある。メンバーからは、普段とは逆にツッコまれるネタになっているという。肥後が語る。
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誕生日のズレに気付いたのは小学校高学年の頃。何かを探している時に、タンスの中から自分のへその緒が出てきたんです。「コレが僕のへその緒かー」と感動していたら、なぜかその桐の箱には「昭和37年7月15日生まれ」と書いてある。
僕の誕生日は昭和38年(1963年)3月15日のはず。「アレ?」と思って母に聞いたら、本当の誕生日は箱に書いてある通りだというんです。その理由を母は、「この子はどうせバカに決まってるから、誕生日を遅くしてひとつ下の学年にすれば、学校の勉強が少しは楽になると思った」というんです。
いやいや、3月に出しても学年は一緒だから! 思わずズッコケましたよ。それをいっても、母は笑っているだけでしたけれどね(笑い)。
戸籍上の生年月日と実際の誕生日が違うことで、ちょくちょく面倒はあります。「いま何歳ですか?」みたいな話になると、「えっ、53かな? 54かな?」みたいなことになって、もう年齢がわかんなくなってくる。
しかもメンバー(上島竜兵と寺門ジモン)が、そこにしつこくこだわるんですよー。例えば歳を「52」とかいうと「いやいや、お前は今53だよ」とか。仕事柄、年齢をいう機会が多いから、歳をごまかしてるみたいに誤解される。