天海祐希(49才)主演の『緊急取調室』(テレビ朝日系)が、今クールドラマ断トツの視聴率17.9%でスタートを切った。
田中哲司(51才)や小日向文世(63才)、大杉漣(65才)、でんでん(67才)といった実力派が顔を揃える中、第1話のゲスト、独居老人役の三田佳子(75才)の怪演は圧巻。
「ほぼノーメイクで、認知症のような症状もにおわせるけど、すべてを計算し尽くしたような行動も取る。難しい役どころですが、まるで老婆が憑依したかのような凄まじい演技でした。と思いきや、撮影が終わるといつもの三田さんに戻って“お疲れ様でした”って笑顔で挨拶。あまりの女優ぶりに天海さんも驚愕していました」(ドラマ関係者)
さらに高視聴率を支えるのはそのリアリティー。長年警視庁の刑事として活躍した監修者のバックアップのもと、言葉遣いから身のこなし、道具の取り扱いまで、事細かく確認しながら撮影が進められている。
「刑事が遺体の財布から免許証を見て身元確認する、といったいわゆる刑事ドラマ風な場面は出てきません。実際の現場で絶対にありえないことだそうで、専門家の徹底監修を受けながらとにかくリアリティーにこだわっています。小道具一つとってもそう。例えば、現場検証に使う定規。今回使われているのは竹でできたものです。刑事ドラマでは金属製のものをよく使っていますが、熱による膨張や収縮は金属製の方が起きやすい。だから実際は竹製のものを使うそうです」(ドラマスタッフ)
※女性セブン2017年5月11・18日号