人気漫画を実写化した映画『無限の住人』が4月29日に公開される。主人公の不死身の侍・万次を演じるのは木村拓哉(44才)。その万次に復讐の手助けを依頼する両親を殺された凜は、杉咲花(19才)が演じる。撮影の裏側はどんな様子だったのだろうか。2人の対談をお届けする。
木村:花ちゃんの印象は、実際に会う前と後では180度違って、一本背負いを食らった感じですね。この作品は、凜を杉咲花が担ったことが全てじゃないかと思うくらい。この役は、彼女以外考えられないんですよ。
杉咲:私も万次さんが木村さんでよかったです。クランクインはいつもすごく緊張するんですけど、現場に立った瞬間、“そこに万次さんがいる”と思いました。3か月の撮影の間、いつも万次さんに守られている感覚があって。撮影日が少し開いている時にも、万次さんに会いたくなったくらいです。ところで木村さんは、もし本当に無限の命を授かってしまったら、何才の時を選びますか?
木村:50才! 今までの経験値も持ちながら、そこそこ体も動けそうだし。
杉咲:私は4才!
木村:えっ? マジで4才?(笑い)。
杉咲:物心、ついていたほうがいいですか?
木村:それはそうでしょ。4才からひとりで無限に生きるって、相当、人に迷惑をかけると思うよ(笑い)。
杉咲:やっぱり、4才はやめてもいいですか?(笑い)。
木村:花ちゃんの素顔は基本、おちゃめなんですけど、1つ解せないことがあって…。撮影の合間の“初めましてトーク”で、食べ物は何が好きなの? って聞いたら『豚しゃぶです』って言うのでいっしょに食べに行ったんですよ。その時に何色が好きか聞いてみたら、全身、真っ黒の服を着ておきながら“白です”って(笑い)。
杉咲:(爆笑)
木村:しかも、この時に限らず毎日のように全身、真っ黒の服装だったんですよ! モードな子なんだろうなって思っていたのに、まさかの回答で。この子、すごいなって思いました(笑い)。
※女性セブン2017年5月11・18日号