1日平均約106万人の乗降客が行き交う東京駅の敷地は、東京ドーム約3.6個分。その広さに加えて、構造が複雑なので、慣れない人にとっては、駅構内を歩いているだけでも、とにかく疲れる。目当ての場所にたどり着かないから、とにかく迷う。そこで、東京駅を上手に使うための実用情報を紹介する。
◆混雑時も空いてるトイレってある?
GW時、特に女子トイレは長蛇の列になりやすく、空きを探し回るのがひと苦労だ。絶対に確実なのが、八重洲北口エキソトのキッチンストリートにある「有料トイレ」を使うという方法だ。東京駅唯一の有料トイレは使用料100円だ。
耳寄りなのが、キッチンストリートの店舗利用者なら、店が配る専用メダルで無料使用ができること。女子トイレには個室4室のほか、パウダーコーナーもある。
◆疲れた時に座れるベンチを探すには?
立ちっぱなしが続いたり、歩き疲れたときにおすすめなのが、無料で使える休憩コーナーやベンチ。
改札内ならエキュート東京の「Fubutsushi(フウブツシ)」、改札外なら八重洲口「グランルーフ2階デッキ」のベンチが、ともに貴重な無料休憩の場となる。
◆コインロッカーに空きがなかったら?
GWともなると、コインロッカーの使用率が高まり、空きがなかなか見つからないこともある。そんなときは、エキナカB1のびゅうスクエアと反対側の突き当たりにある「手荷物一時預かり所(クローク)」を利用したい。
「ロッカーに入らない大きな荷物でも当日限り1個600円で預かります。現金がなくても、カード払いで利用できます」(クローク受付担当者)
コインロッカーは満杯になりやすいが、クロークなら、その心配も薄い。もう1か所、丸の内北口にも、クローク・サービスがある。