本誌『女性セブン』の読者に調査したところ、44%もの人が猫を飼っていることが判明。そしてアンケートによると、猫のトイレの設置場所やニオイ問題、壁や家具で爪とぎしてしまうという悩みが上位に。そこで、猫の行動や生態に詳しい哺乳類学者の今泉忠明さん、猫と暮らす住まいのプロである一級建築士の清水満さんに、解決法について聞いた。
爪とぎには、古くなった爪をはがすほか、肉球から出るニオイをつけて自分の縄張りを示すマーキング目的も。隠れられるスペースや高い所など、安心して過ごせる場所があれば、爪とぎが減ることも。
また、気に入った材質の爪とぎを複数個所に設置するのも手。読者の中には、「ペット対応の耐久性のある壁紙に張り替えた」「100均で猫が嫌いなニオイのグッズを置いている」などの工夫も。
●対策1:爪とぎの材質を変えてみる
段ボール、麻ひも、畳など、気に入る素材を目立つ場所に設置して。壁の“角”がとぎやすいポイント。
●対策2:といでほしくない場所にテープを貼って予防
猫の肉球は敏感なので、ベタベタしたものが嫌い。爪とぎされたくない場所にテープを貼って予防するのが有効だと、今泉さん。
※女性セブン2017年5月11・18日号