東京・南青山にそびえ立つ地下1階、地上5階建ての瀟洒なビル。建物の四隅に監視カメラが設置され、窓には鉄格子がはめ込まれている──歌手の浜崎あゆみ(38)が2005年に購入した自宅兼事務所である。
1998年に歌手デビューした浜崎は若い女性を中心に爆発的な人気を獲得。2012年にはシングル・アルバムの総売上枚数5000万枚突破という、日本人ソロアーティストとしては初の快挙を達成した。
それらの成功の象徴が、延べ床面積1000平方メートル超の豪邸だ。各フロアは、防音工事を施したAVルームに衣装部屋、リビングキッチン、ベッドルームと階によって分け、最上階にはジャクジーを設置。築25年だがリフォームにより内部は古さを感じさせないという。
そんな“あゆ御殿”が、売りに出されたという情報が出回った。インターネット上の会員制不動産売買サイトに〈超大物女性歌手の自宅売却 土地建物で25億〉と書かれていたため、浜崎の自宅ではないかと取り沙汰されたのである。
サイトには、自宅写真と共に、〈商談申込の際は資金証明必須となります〉、〈女性の名前はCA(秘密保持誓約書)締結後にお伝えします〉ともある。
浜崎はかつて神奈川・逗子やロサンゼルス、シンガポールなどにも別荘を所有していたが、ここ数年の間に次々と売却していた。昨年9月に離婚するなど転換期を窺わせることも、自宅売却情報に信憑性をもたせた。