ライフ

目薬の正しいさし方「まばたき」「2~3滴さす」は間違い

目薬の正しいさし方を解説

 ドライアイの人などにとって、目薬は生活の必需品ともいえるが、目薬のさし方に関して、特に多い間違いが、目薬をさした直後に成分を行きわたらせようと目をパチパチさせること、と吉野眼科クリニック(東京都台東区)院長の吉野健一さんは言う。

「点眼直後にまばたきをすると目薬の成分が涙で流れてしまうので、これは逆効果。目薬をさしたらまばたきをせず、1~5分ほど目をつぶったままの状態を保つか、軽く目頭を押さえるのが正しい点眼方法です」(吉野さん、以下「」内同)

 また、1滴では効果が出るかどうか不安で、2~3滴さすというのも間違いだそう。

「通常、点眼びんから出る1滴は目の表面に充分行きわたるように調節されているのです」

 目薬は1滴で充分なのだ。

【正しい目薬のさし方】
1:手を石けんと流水でよく洗う

 手や爪には多くの雑菌が繁殖している。雑菌がついたままの手で目や点眼液に触れると、その雑菌が目に入る恐れがある。点眼前には手を洗うことを習慣に。

2:下まぶたを軽く引き、1滴点眼する

 容器の先が目やまぶた、まつげに触れないように注意しよう。これは、目の周りについている油や汚れ、細菌などが付着したり、容器の中に涙液が逆流して容器内の点眼液が汚染される恐れがあるからだ。

3:まぶたを閉じて1~5分キープ

 点眼後は目を閉じて1~5分間、その状態を保つか、目頭を軽く押さえる。これで薬の滞留時間を長く保つことができるとともに、眼内への移行がスムーズに行われるため、治療効果が高まるのだ。

4:あふれた点眼液をふき取る

 あふれた点眼液は接触性皮膚炎や色素沈着の原因になることがあるため、そのままにしないこと。新しいティッシュやガーゼに水を含ませふき取って。

※女性セブン2017年5月11・18日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

大阪・関西万博で天皇皇后両陛下を出迎えた女優の藤原紀香(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
《天皇皇后両陛下を出迎え》藤原紀香、万博での白ワイドパンツ&着物スタイルで見せた「梨園の妻」としての凜とした姿 
NEWSポストセブン
石川県の被災地で「沈金」をご体験された佳子さま(2025年4月、石川県・輪島市。撮影/JMPA)
《インナーの胸元にはフリルで”甘さ”も》佳子さま、色味を抑えたシックなパンツスーツで石川県の被災地で「沈金」をご体験 
NEWSポストセブン
何が彼女を変えてしまったのか(Getty Images)
【広末涼子の歯車を狂わせた“芸能界の欲”】心身ともに疲弊した早大進学騒動、本来の自分ではなかった優等生イメージ、26年連れ添った事務所との別れ…広末ひとりの問題だったのか
週刊ポスト
2023年1月に放送スタートした「ぽかぽか」(オフィシャルサイトより)
フジテレビ『ぽかぽか』人気アイドルの大阪万博ライブが「開催中止」 番組で毎日特集していたのに…“まさか”の事態に現場はショック
NEWSポストセブン
隣の新入生とお話しされる場面も(時事通信フォト)
《悠仁さま入学の直前》筑波大学長が日本とブラジルの友好増進を図る宮中晩餐会に招待されていた 「秋篠宮夫妻との会話はあったのか?」の問いに大学側が否定した事情
週刊ポスト
新調した桜色のスーツをお召しになる雅子さま(2025年4月、大阪府・大阪市。撮影/JMPA)
雅子さま、万博開会式に桜色のスーツでご出席 硫黄島日帰り訪問直後の超過密日程でもにこやかな表情、お召し物はこの日に合わせて新調 
女性セブン
被害者の手柄さんの中学時代の卒業アルバム、
「『犯罪に関わっているかもしれない』と警察から電話が…」谷内寛幸容疑者(24)が起こしていた過去の“警察沙汰トラブル”【さいたま市・15歳女子高校生刺殺事件】
NEWSポストセブン
豊昇龍(撮影/JMPA)
師匠・立浪親方が語る横綱・豊昇龍「タトゥー男とどんちゃん騒ぎ」報道の真相 「相手が反社でないことは確認済み」「親しい後援者との二次会で感謝の気持ち示したのだろう」
NEWSポストセブン
「日本国際賞」の授賞式に出席された天皇皇后両陛下 (2025年4月、撮影/JMPA)
《精力的なご公務が続く》皇后雅子さまが見せられた晴れやかな笑顔 お気に入りカラーのブルーのドレスで華やかに
NEWSポストセブン
大阪・関西万博が開幕し、来場者でにぎわう会場
《大阪・関西万博“炎上スポット”のリアル》大屋根リング、大行列、未完成パビリオン…来場者が明かした賛&否 3850円えきそばには「写真と違う」と不満も
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷(AP/アフロ、日刊スポーツ/アフロ)
《大谷翔平が見せる妻への気遣い》妊娠中の真美子さんが「ロングスカート」「ゆったりパンツ」を封印して取り入れた“新ファッション”
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市早苗が激白「私ならトランプと……」ほか
週刊ポスト