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大相撲 テレビ中継にすら映らない「本当に細かすぎる話」

巡業では初切も披露(貴源治と貴公俊)

 相撲場所が開かれているのは年間で90日しかない。主要メディアで紹介される「大相撲」とはほとんどの場合、幕内の取組を指しているが、それだけを見るのではもったいないだろう。番付上位でなくとも、“注目の一番”は確かに存在する。

●遅れてきた怪物「幕下の水戸龍」を見てみよう!

 5月場所で幕下15枚目格付け出しデビューするのが水戸龍だ。

「本名はバーサンスレン・トゥルボルド。日大で学生横綱を獲ったモンゴル人力士です。大関・照ノ富士、前頭9枚目・逸ノ城と同じ飛行機で来日し、鳥取城北高に入学したという経歴の持ち主。大学に進んだため他の2人よりデビューが遅れましたが、187cm、182cmの体躯で、スケールは全く劣らない」(担当記者)

 入門した錦戸部屋は部屋の運営方針に反発した所属力士が次々と部屋を離れ、幕下1人と三段目2人がいるのみ。

「水戸龍はいきなり部屋頭のような状況で、部屋でまともに稽古できるとは思えない。とはいえ、同じような状況で横綱になった井筒部屋の鶴竜のようなケースもある。今場所、全勝の幕下優勝なら、来場所でいきなり十両の可能性もある。今のうちに生で見ておけば、先々に自慢できるんじゃないか」(同前)

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