北は北海道から、南は沖縄まで約3000kmとタテに細長い日本列島。さまざまな統計データを紐解けば、納得の県民性から意外な地域性まで、都道府県の「知られざる県民の真実」が見えてくる。
1世帯あたりの貯蓄額ランキングでは1位が奈良、2位が東京となった(以下、三重、兵庫、京都の順)。全体的には大都市圏とその周辺が多く、年収が高い地域で貯蓄が多い。中でも、トップ5に近畿4府県がランクインしており、貯蓄好きな傾向を持っていると言えそうだ。
しかし、関西の中心である大阪は17位と出遅れている感がある。関西地方のファイナンシャルプランナーはその理由を、「古くから大阪は商人の町であり、お金は天下の回りモノという考え方が根付いているためではないか」と分析している。
■出所:家計調査(2012~2015年の平均値)
●データ提供/久保哲朗(「都道府県別統計とランキングで見る県民性」サイト運営)
取材協力/浅野修三、空閑叉京(HEW)
デザイン/infographics 4REAL
※SAPIO2017年6月号