「すごく豪華なレストランでしたよ。壁一面にウイスキーのボトルが並んで、天井にはキラキラ輝くシャンデリア。だけど、パーティー自体は素朴で温かいものでした。スピーチや余興は一切なく、立食形式でみんな自由に歩き回っておしゃべりに花を咲かせてました。大地真央さん(61才)ご夫妻が仲よく並んで座っているところに沙也加さん(30才)が挨拶に行っていたのが印象的でした」
5月13日に都内のレストランで行われた神田沙也加と村田充(39才)の結婚披露パーティーに出席した1人はこう語った。沙也加が尊敬する“もう1人の母”である大地のほか、ふなっしーまでかけつける盛況ぶりだったが、そこに父・神田正輝(66才)と母・松田聖子(55才)の姿はなかった。
「不仲で呼ばなかったという話もありますが違うんです。友人同士のパーティーだから聖子さんは遠慮したそうです。神田さんもハワイ挙式に参列したし今回は、と。それに、もし両方出席したいといっても、離婚した両親を呼ぶ、呼ばないというのは複雑な問題ですもんね」(前出・出席者)
離婚した両親が子供の結婚式に揃って出席するケースは稀だという。2015年に挙式した杏(31才)と東出昌大(29才)のケースもそうだ。杏の実父の渡辺謙(57才)とその再婚相手である南果歩(53才)が揃って出席する一方で、渡辺の前妻、つまり杏の実母は姿を見せなかった。
「離婚した父母が子供の結婚式で顔を合わせるケースは全体の1割くらいです」と言うのはウェディングプロデューサーの大和田浩子さん。聖子と神田のように、離婚後、連絡を一切絶っている場合は特に両方を呼ぶのは難しいという。
「別れたふたりを呼ぶのは非常識なのではと考える人もいて、新郎新婦が悩んだ結果、片親しか呼ばないと決めるケースも少なくありません」(大和田さん)
ふたりが顔を合わせたくないという理由や、せっかく出席してくれた人たちに気を使わせては申し訳ないという理由からふたりとも呼ばない、あるいは結婚式自体しないという選択をする新郎新婦もいるそう。
仮に両者とも出席する場合には、気まずい雰囲気にならないよう、新郎新婦と相談して少し離れたテーブルに席を用意するなど配慮する。