アン・シネは韓国生まれだが、家族でニュージーランドに移住し、父親はゴルフ場などを経営する実業家。高校卒業後に単身韓国に戻り、プロになった。2009年に新人王に輝き、翌2010年に2勝して賞金ランク3位。2015年にメジャーの「韓国女子プロ選手権」を制している。
日本の印象を聞くと、「街や道路がとてもきれい。ギャラリーが紳士的で驚いた。食べ物も凄くおいしい。寿司、てんぷら、焼き魚、納豆も全部おいしい。朝からたくさん食べてしまった」とお腹を押さえながら笑顔を見せた。
今シーズンはあと計7試合にスポット参戦の予定だが、「限られた試合の中でシード権を獲得し、来年は日本ツアーにフル参戦したい」と宣言。イ・ボミやキム・ハヌルとは違うタイプの韓国人プロに、本誌カメラマンは今後も熱烈な“アプローチ”を続けていく。
●アン・シネ/1990年12月18日、韓国ソウル市生まれ。26歳。建国大学大学院修了。5歳でゴルフを始め、韓国ツアーでは2009年に新人王に輝き、2015年にはメジャーの「韓国女子プロ選手権」に優勝している。通算3勝。2016年に日本ツアーのQT(出場権を得るためのトーナメント)に挑戦し、45位で出場権を獲得した。今年は残り7試合にスポット参戦する。NOWON所属。
●撮影/藤岡雅樹 ●取材・文/鵜飼克郎
●取材トーナメントは「ワールドレディス・サロンパス杯」
※週刊ポスト2017年5月26日号