《卵8個たべて車乗ったらうぅ 正直、うぅ》。5月8日、自身のブログにこんなコメントを載せたのは、市川海老蔵(39才)。
「ゆで卵ダイエットです。海老蔵さんは映像の仕事の時も、歌舞伎の時も、役に合わせて体重を絞ったり増やしたりしなければなりませんが、その強い味方が卵なんです。最初は2007年の舞台『ドラクル』で吸血鬼の役を演じた時だったと思います。白身だけを密閉容器に入れて持ち歩いて食べ続け、短期間で20㎏も体重を落としたそうです」(歌舞伎関係者)
以来、必要になるたびにゆで卵ダイエットを行っているというが、本人が《うぅ》っと漏らすように、やっぱりかなりつらそうだ。
5月10日には、卵が皿に山盛りになっている写真をアップ。そのすぐ横で焼きおにぎりを食べる息子の姿を掲載し、《修行だ…》とつぶやいていた。しかし、効果はてきめんのようで、過去、卵ダイエットを成功させ、《ありがとう!! ゆで卵》と歓喜の声を掲載したこともあった。
そんなに卵ばっかり食べていて、本当に大丈夫なの? という素朴な疑問もわいてくるが、専門家によれば「卵は完全食でダイエット向き」だとか。
「ゆで卵はたくさん食べても血糖値が上がらないし、消化もゆっくりで腹持ちがいい。しかもたんぱく質が豊富だから美肌にもなるし、筋肉もつきやすいんです」(管理栄養士の浜本千恵さん)
確かに、「新幹線で東京から新大阪まで移動する際、ゆで卵を9個食べた」と豪語する大のゆで卵好き男・板東英二(77才)の肌はピカピカで、現在も3つのレギュラー番組を掛け持ちするほど元気。
でもひと昔前まで、卵といえば「高コレステロール食品」の代表格で、「1日1個まで」が常識といわれていなかったっけ!?
ところが厚生労働省は2015年に発表した食事摂取基準(5年ごとに発表)から、コレステロールの摂取目標量の項目を削除。「食事から摂るコレステロール量と、血中コレステロール値とは関係がない」ことが認められたという。つまり、卵のコレステロールを気にする必要がなくなったのだ。
「ただし、ゆで卵にはビタミンCと食物繊維が含まれていないので、食べすぎると栄養が偏る危険性があります。8個食べてもカロリー的には問題ありませんが、1食を3、4個に置き換えるくらいがちょうどいいです」(前出・浜本さん)
海老蔵本人も、こう綴っている。
《栄養士の方と相談してやっていますので、成功したのだと思います。真似をして、ゆで卵だけでダイエットしない方が良いですよ笑》
そうカンタンにはいかないよう…。
※女性セブン2017年6月1日号