大相撲で十両以上の力士が土俵入りの際に締める化粧まわし。後援会やスポンサーから贈呈されるのが一般的で、横綱の場合は横綱、露払い、太刀持ち用の3本1組が用意される。
5月6日、都内で開かれた稀勢の里の横綱昇進披露宴では、漫画『北斗の拳』をテーマにしたものなど4組が贈られた。『北斗の拳』の中で孤高の男ラオウを選んだ稀勢の里。太刀持ちがケンシロウ、露払いがトキを身につける。
「化粧まわしの工房は全国に数か所しかなく、注文は三越がほぼ一手に引き受けています」(協会関係者)。
日本橋三越の呉服特選サロンに問い合わせると、
「図案起こしから始まり、企業ロゴやキャラクターを使う場合は各方面の許可を取る。相撲協会のチェックもあり、納品まで半年から1年です」