朝からどんよりとした重い雲が垂れ込めていた5月16日。その日も、愛子さまが学習院女子高等科に姿を見せられることはなかった。
「GWが明けた8日から、日曜日をはさんで8日連続で学校を欠席されたことになります。11日には筑波山(茨城県)への遠足も予定されていましたが、これも欠席。4月8日の入学式直後にも3日ほどお休みになっており、合計でかなりの日数を欠席されていることになります」(皇室記者)
5月3日にウィーン少年合唱団の公演を皇太子ご夫妻とご鑑賞。5日にも車椅子バスケの日本選手権決勝をご一家で観戦され、愛子さまはお元気な様子を見せられていた。
それだけに、お休みが重なっている事実は、宮内庁担当記者にも衝撃を与えた。皇太子ご一家のご様子は、毎週金曜日に行われる定例会見で東宮大夫が宮内記者会に発表することになっている。5月12日、愛子さまの欠席が伝えられた会見は紛糾した。
「どういった症状かもっと詳しく」
「医師はどのように診断しているのか?」
「GWに立て続けにお出ましになったのがご負担だったとか?」
「去年の長期欠席のときのような状態なのか?」
「高等科に入学されてから、半分くらい休んでいるのではないか?」
昨秋、愛子さまが体調を崩され中等科を約1か月半欠席され、「激やせ」が心配されてから6か月、再びの長期欠席に矢継ぎ早に質問が飛ぶのも無理はない。しかし、宮内庁側は、今回も要領を得ない回答を繰り返すばかり。
「“急に気温が上がるなど不規則な天候が続いたことで体調を崩された”とはじめは説明されました。ただ、欠席中にお住まいでは勉強や読書をされたり、音楽を鑑賞されたりと普通に生活されているし、普段通り食事も取られているという。結局これといった症状も説明されないままで、記者連中もいらだちを隠せませんでした。1週間丸々休まなければならないというのは他に“深刻な理由”があるのではと勘ぐりたくもなります。今までにない不穏な空気が流れましたね」(前出・皇室記者)
今回の愛子さまの体調不良とご欠席に、ある皇室ジャーナリストはこう本心を漏らす。
「高等科の場合は欠席が続くと留年する可能性があり、たとえそうでなくても勉強についていくのが難しくなる。こうなった以上、環境を変えるのも1つの手ではないでしょうか。留学といった生活の変化によって心機一転をはかるのです。新しい環境への不安はあるでしょうが、このまま手をこまねいていては、事態は繰り返すばかりで、皇室や宮内庁に対する不信の原因にもなりかねない。愛子さまの不調に引っ張られるようにして、雅子さまが公務にお出になれないようなマイナスの『母子シンクロ』を防ぐことにもなるかもしれません」
宮内庁も積極的な解決法を模索する時期がきている。
撮影/雑誌協会代表取材
※女性セブン2017年6月1日号