眞子さまと婚約者の小室圭氏の交際が始まったのは5年ほど前。東京・渋谷の飲食店で開かれた留学に関する意見交換会だったという。早くに父親を亡くし、母親がケーキ店の工場で働きながら女手ひとつで育てた──これが伝えられている小室氏の家庭環境である。ICU時代の同級生の話。
「圭ちゃんとは一緒の寮でした。寮費は月1万程度。アルバイトして家計を助けていた」
女性皇族の嫁ぎ先といえば、2014年に高円宮家の次女・典子女王と結婚した出雲大社の権宮司・千家国麿氏のように、皇室と浅からぬ関係の名家の出身であることが多かった。かつて『週刊新潮』にサラリーマンとのデートを報じられた高円宮家の長女・承子女王は、同誌の直撃に〈昔から私、結婚とおつきあいするのとは、完全に別だと思ってきました〉と語っている。皇室ジャーナリスト・神田秀一氏が説明する。
「女性皇族が民間に嫁ぐ際、品位保持のために一時金が支払われるが、あくまで一時的なもの。結婚後の品位を守るために、両親の資金的援助が期待できる名家から花婿候補が浮上しやすい。だが、何か制約があるわけではなく、いまは本人の意志が尊重される」
だが、「身体検査はある」と語るのは、皇室に関する著書を数多く持つ静岡福祉大学・小田部雄次教授(近現代史)である。