角界のご意見番であり、NHK中継の解説者も務める北の富士勝昭氏の新しい“推しメン”が登場した。未来の横綱ともいわれる貴乃花部屋の期待の新十両・貴源治だ。
「初日に際どい勝負を制した一番を辛口解説で知られる北の富士さんが絶賛していました。VTRで貴源治の一番が流れると“いい相撲を取ったね”“突っ張りは足が出なかったけど、投げを打ち返すあたりはタダ者じゃない。足腰がいいね。(歳が)19や20でこんな体形になるかね。均整が取れてね。すぐに人気が出るでしょう”とベタ褒めですよ」(NHK関係者)
北の富士氏の推しメンの変遷はコアなファンの注目ポイント。先場所までは新鋭の小兵・宇良(前頭10)だったはず。5月16日付の東京中日スポーツの解説コラムを見ると、北の富士氏は宇良について、
〈素晴らしい。俺は大好きだ。今場所はこの分では2桁勝てそうな気がする。では、少し早いが、応援歌といきますか。ソーレ、ウララ、ウララ、宇良宇良ダーー。俺、少し変かな。何? 前から変だ? やっぱりか〉
と読む者を置き去りにするテンションで突っ走っている。貴源治が猛追するも、まだ宇良が“イチ推し”か。
※週刊ポスト2017年6月2日号