「元来の緊張しいな性格に加えて、連ドラ出演は20年以上ぶり。撮影前から“アカン、絶対失敗する。私、演技なんてできないんだから!”って弱気な発言を連発していました」
テレビ局関係者がそう話すのは、和田アキ子(67才)のこと。5月21日の放送回から新章に突入した長谷川博己(40才)主演の刑事ドラマ『小さな巨人』(TBS系)に、和田は学校法人の理事長・金崎玲子役で出演している。
真っ白な帽子に真っ白なスーツ、ハイヒールまで真っ白という出で立ちで聴衆の面前に立ち、捜査のために訪れた長谷川への傍若無人な振る舞いは“芸能界の巨人”である和田のイメージにピッタリ。だが、撮影現場での彼女はまるで“子ウサギ”のように震えていたという。
「顔色が土気色というか、明らかにこわばっていて、“緊張するわ”って何度も。マネジャーやディレクターはもちろんのこと、果てはスタイリストまで“アッコさん、がんばりましょう!”“大丈夫ですよ”って励ましの声をかける始末でした。アッコさんは“よし、がんばるわ”と気持ちを奮い立たせるんですが、しばらくするとまた“やっぱりアカン”って」(前出・テレビ局関係者)
ニューヨークではトップミュージシャンの登竜門である名門劇場・アポロシアターの舞台に立ち、NHK紅白歌合戦には39回出場しトリを7回務めた。MCを務める『アッコにおまかせ!』(TBS系)は1985年から続く生放送の長寿番組。だが、こと演技となると、連ドラ出演は1990~1991年の『スクール・ウォーズ2』(TBS系)にまで遡るというのだから、ガチガチになるのも無理からぬ話。必然、準備にも力が入る。
「何度も何度も読み返したのか、台本はボロボロ。それでも不安が拭えないのか、本番直前まで握りしめているせいで、心なしか台本が手汗でふやけてしまっているくらいです」(前出・テレビ局関係者)
ネット上では、《アッコの敵役が妙にしっくり》《演技してるところ初めて見たけど、さすがの関西弁の力強さ》《森友学園のオバハンに重ねて見ちゃった》となかなか好評だ。
※女性セブン2017年6月8日号