私たちの毎日の洗濯、実は間違いだらけだった──。ニオイが気になる、黄ばみが落ちない…と思いながらも、毎日自己流の洗濯法を続けていませんか? 一般的に行われている「洗濯法」が正解かどうかを判別しながら、正しい「洗濯のお作法」をレクチャーします。
●ときどき部屋干しでカーテンレールを利用しています→NG
カーテンやカーテンレール付近は頻繁に掃除や洗濯をすることがないため、結露によるカビや汚れがたっぷり。乾きにくいことに加え、せっかく洗った衣類に汚れが再付着するためNG。
●ジーンズは裏返して干しています→OK
ジーンズやチノパンなどの厚手の衣類は裏返して干すと、ポケットなど布が重なる部分が乾きやすくなる。円形のピンチハンガーに筒状にして干すことで空気が通り、乾きも速い。
●靴下やストッキングは槽内でばらけないようにネットに入れます→OK
「1ネットに対して衣類は1枚が原則ですが、洗濯機の中でばらばらになりやすい靴下、絡まりやすいストッキングなどの小物類は、まとめてネットに入れても構いません」(花王部屋干し研究部研究員・消費生活アドバイザー・弦巻和さん)
●衣類はつい目いっぱい詰め込んじゃいます→NG
洗濯物の量は洗濯機に水を入れていない状態で7~8割に。入れ過ぎると汚れの落ち方に違いが出ることも。一度スタートしたら、追加で洗濯物を入れるのも×。
●洗濯かご代わりに洗濯機を利用!→NG
菌は温度、湿度、汚れの3つの条件が揃った時に繁殖する。「ニオイの原因になるため、かご代わりにして洗濯物を溜めるのはおすすめしません」(弦巻さん)
●おしゃれ着でも綿素材なら普通の洗濯物と一緒に洗っています→NG
さまざまな縫製の工夫が施されているのがおしゃれ着。洗濯表示を無視して洗うと、型崩れや色落ちなど衣類の寿命を縮める原因に。
●下着用ネットにブラを3着入れています→NG
複数枚入れると、中で衣類が動いて型崩れや傷みの原因に。ブラジャー以外も同様。サイズの合ったネットに衣類1枚を畳んで入れて。
●しっかり香りをつけたいので柔軟剤はたっぷり投入→NG
柔軟剤を入れ過ぎると衣類に成分が残り、黒ずみやタオルの吸水性の低下、べたつきなどの原因になることも。過剰な柔軟剤の香りで不調を訴える人もいるため、適量を守って。
※女性セブン2017年6月8日号