「周りには“彼女がいる”ということは明かしていましたが、相手の素性や馴れそめなどを問われても絶対に答えなかった。かっこいいし優しいし英語もペラペラだからきっとモテるとは思っていましたけど、あまりに相手のことを話さないものだから、陰では実在しない“妄想彼女”なんじゃないかっていわれていました(笑い)」
大学卒業後、大手都市銀行に勤務していたころの小室圭さん(25才)の様子を、元同僚はそう明かす。
秋篠宮家の長女・眞子さまとの婚約が報じられた小室さん。趣味はバイオリンにスキー。「日本語より先に英語が浮かんでしまう」ほどの語学力。2010年には神奈川県藤沢市が主催する『湘南江の島 海の王子』に選ばれ観光キャンペーンで活躍。そして、皇族である眞子さまの立場を理解して交際をひた隠す思慮深さ──。人となりはまさに「王子」と呼ぶにふさわしいが、やんごとなき皇族の子女、しかも天皇陛下直系の孫の夫候補ともなれば、ふさわしいお家柄なのだろうという興味も湧いてくる。
小室さんは現在横浜市内にあるマンションの一室で、母・佳代さんと母方の祖父との3人暮らしだ。
「間取りは3DK、床面積は約50平方メートルほどです。キッチンも結構手狭で、とても高級マンションとはいえません」(マンション住民)
秋篠宮さまとの成婚当時、紀子さまは「3LDKのプリンセス」と親しまれたが、小室さんは「3DKのプリンス」というわけだ。
マンションが新築された1994年、父・敏勝さんが約4000万円で購入したその部屋から、小室さんは近所の仏教系の幼稚園に通園。同時に、佳代さんの勧めもありバイオリン教室に通い始めた。
「佳代さんは一人っ子だった圭くんの教育に熱心で、自分のものは二の次で圭くんの教育を何より優先していました。一生懸命練習したからかどんどん上達して“うちの子はバイオリンの天才なの”って嬉しそうにお話しされてました」(近隣住民)
横浜から、小学生が通うには距離がある東京・国立市にある音楽大学の付属小学校を進学先に選んだのも、小室さんのバイオリンの腕を見込んでのことだったのだろう。
「公立の小学校に比べたら授業料も高額の上、学校とは別にバイオリンのレッスンにも通わせていたみたいです。楽器自体もお金がかかりますし、教育費は相当だったみたいですよ。“なかなか苦しくて“とこぼしていることもありました」(前出・近隣住民)
当時、敏勝さんは横浜市役所に勤め、公営住宅の開発や保守といった業務に従事していた。
「公務員の収入では厳しい面もあったみたいで、佳代さんも家計を支えるためにいろいろアルバイトを掛け持ちしていました。鎌倉の方にあるロシア料理店などでも働いていたって聞いたことがあります」(前出・近隣住民)
◆なんの前触れもない父の死
横浜市の西南に位置する藤沢市内には、小室姓の家が偏在する一角がある。