芸能

平野レミ ユニークレシピの名前は夫のアイディアがきっかけ

斬新で美味しい仰天レシピを次々と生み出す平野レミさん

 ブロッコリーを丸ごと使う豪快さ、コーヒーをご飯に入れちゃう斬新アイディア…。お茶の間を賑わし続ける平野レミさんの料理。“お騒がせ料理人”“放送事故”なんて言われるけれど、食べればそのおいしさにビックリすること間違いなしだ。

 NHK『あさイチ』の生放送で、立てた丸ごとのブロッコリーが倒れ“放送事故”と話題となったこともある。撮影日、テレビの生放送の時とまったく変わらず、レミさんは超スピードでどんどん料理を作っていく。

「ブロッコリーってさ、いつも小房に切られてかわいそう。だから敬意を込めて丸ごと使ったの。料理は冒険。味も見た目もワクワクしないと!」

 撮影中、ブロッコリーは伝説同様転倒したが、おかまいなし! まさに“冒険”のような料理が始まった。

「“食べればコロッケ”は、唱ちゃん(長男)が子供の頃、“コロッケ食べたい!”って急に言い出して閃いた料理。“ごっくんしたらコロッケだ!”ってとても喜んでくれたの」

 この“食べればコロッケ”は、千切りキャベツの上に茹でて潰したジャガイモを乗せ、炒めたひき肉とタマネギを乗せたもの。これに中濃ソースをかければ「食べればコロッケ」というわけ。“にんじんまるごと蒸し”も、にんじんが苦手な子供達が楽しく食べられるよう生まれた。テレビで紹介したところ、マツコ・デラックスは「おいしい!」と、2本も平らげた。

 ネーミングの遊び心は夫である和田誠さんから教わった。

「キャベツにゆで豚をのせたら、和田さんが“キャベツ畑に豚が眠っているみたいだね”って“豚眠菜園”と名付けてくれました。それから私もユニークな名前を考えるようになったのよ」

 和田家には渥美清、坂本九、武満徹など多彩な客が集った。赤塚不二夫は、餃子の具に皮をのせた“食べれば水餃子”を「こりゃ~怠慢だね!」と言い、そこから本格中華さながらに漢字を変えた“台満餃子”が誕生したという。

 次男の妻で食育インストラクターの明日香さんは、嫁ぐまでキャベツとレタスの違いも分からなかったと話す。

「レミさんは包丁を2本使ってバババーッとお肉を叩いて超豪快! お料理って楽しくていいんだって知りました」

 子供を抱きしめてかわいがるのもいいけれど、大事なのはスキンシップより“ベロシップ”。レミさんの教えは、愛があふれるレシピで次の世代へと伝えられていく。

 そんなレミさんの伝説レシピを3品ご紹介!

関連記事

トピックス

田村瑠奈被告(右)と父の修被告
「ハイターで指紋は消せる?」田村瑠奈被告(30)の父が公判で語った「漂白剤の使い道」【ススキノ首切断事件裁判】
週刊ポスト
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
暴力団幹部たちが熱心に取り組む若見えの工夫 ネイルサロンに通い、にんにく注射も 「プラセンタ注射はみんな打ってる」
NEWSポストセブン
10月には10年ぶりとなるオリジナルアルバム『Precious Days』をリリースした竹内まりや
《結婚42周年》竹内まりや、夫・山下達郎とのあまりにも深い絆 「結婚は今世で12回目」夫婦の結びつきは“魂レベル”
女性セブン
騒動の発端となっているイギリス人女性(SNSより)
「父親と息子の両方と…」「タダで行為できます」で世界を騒がすイギリス人女性(25)の生い立ち 過激配信をサポートする元夫の存在
NEWSポストセブン
宇宙飛行士で京都大学大学院総合生存学館(思修館)特定教授の土井隆雄氏
《アポロ11号月面着陸から55年》宇宙飛行士・土井隆雄さんが語る、人類が再び月を目指す意義 「地球の外に活動領域を広げていくことは、人類の進歩にとって必然」
週刊ポスト
九州場所
九州場所「溜席の着物美人」の次は「浴衣地ワンピース女性」が続々 「四股名の入った服は応援タオル代わりになる」と桟敷で他にも2人が着用していた
NEWSポストセブン
初のフレンチコースの販売を開始した「ガスト」
《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン
希代の名優として親しまれた西田敏行さん
《故郷・福島に埋葬してほしい》西田敏行さん、体に埋め込んでいた金属だらけだった遺骨 満身創痍でも堅忍して追求し続けた俳優業
女性セブン
佐々木朗希のメジャーでの活躍は待ち遠しいが……(時事通信フォト)
【ロッテファンの怒りに球団が回答】佐々木朗希のポスティング発表翌日の“自動課金”物議を醸す「ファンクラブ継続更新締め切り」騒動にどう答えるか
NEWSポストセブン
越前谷真将(まさよし)容疑者(49)
《“顔面ヘビタトゥー男”がコンビニ強盗》「割と優しい」「穏やかな人」近隣住民が明かした容疑者の素顔、朝の挨拶は「おあようございあす」
NEWSポストセブン
歌舞伎俳優の中村芝翫と嫁の三田寛子(右写真/産経新聞社)
《中村芝翫が約900日ぶりに自宅に戻る》三田寛子、“夫の愛人”とのバトルに勝利 芝翫は“未練たらたら”でも松竹の激怒が決定打に
女性セブン
天皇陛下にとって百合子さまは大叔母にあたる(2024年11月、東京・港区。撮影/JMPA)
三笠宮妃百合子さまのご逝去に心を痛められ…天皇皇后両陛下と愛子さまが三笠宮邸を弔問
女性セブン